中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

出荷や採卵 設備投資で効率化

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代表取締役社長 秋田 善祺 (あきた よしき)

―昨年は関西地区を中心に新しいCMで仕掛けました。

当社のブランド卵「きよらグルメ仕立て」の新バージョンです。関西で大人気のお笑い芸人「すっちー」を起用。コミカルなCMで、きよらの庶民的なイメージをアピールしました。9月に日本最大の広告賞「ACC CMフェスティバル」のマーケティング・エフェクティブネス部門で2年連続の入賞を果たしました。

インターネットなど広告メディアが多様化していますが、まだまだテレビの影響が大きいのが食品です。今後も引き続きマーケティングを強化し、栄養面で価値のある卵のブランド化に力を入れます。

―関西に配送の新たな拠点が整ってきましたね。

大阪府柏原市で進める「関西GPセンター」の第1期工事が昨年完了し、11月から本格稼働を始めました。

卵の洗浄とパッキング工程を担うほか、定温管理された配送センター機能も兼ねています。導入した最新ラインは、工程の約2割がロボットです。従来の約5割の人員で作業の効率化を図っていきます。

今年から第2期工事に入ります。完了すれば合わせて1日約200トン分のパック詰めした卵を関西地区に出荷できます。これは年間約400万人分の消費量に相当します。

―今後の設備投資の予定は。

新しく採卵農場の建設を進める方針です。50億円規模の設備投資になります。また、グループ会社の東城ポートリー(庄原市)の採卵農場についてスクラップ・アンド・ビルドを念頭に、生産の自動化と省力化を進め、コストダウンを図ります。

―卵の輸入関税撤廃を見越して対策を検討しています。

一連の設備投資は、将来関税が撤廃された場合に備えたコストダウンも意図しています。

現在、殻付き卵の輸入には17%の関税が掛かっています。撤廃されると卵が海外から大量に入ってきます。対策として、卵の付加価値を高める加工や総菜市場への参入を検討していきます。

今年は東京本部を強化して、東京と福山の2本社制にします。財務経理部・生産管理部・業務部以外を東京に集中させ、情報の収集と発信、営業力を強化します。

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本格稼働を始めた関西GPセンター
概要
社名株式会社アキタ
本社所在地〒720-0814
福山市光南町3丁目7-30
Tel 084(928)8222
設立1966年10月
事業内容1.初生ヒナ生産
2.飼料製造
3.鶏卵生産・販売
資本金9300万円(グループ全体 3億3810万円)
売上高441億8500万円(2016年12月期)
(グループ全体 789億800万円)
従業員数258人(2017年9月現在)(グループ全体 1010人)
支社・支店・工場東京、千葉、静岡、愛知、大阪、福山、庄原、
三次、三原(グループ含む)
関連会社(株)東城ポートリーほか5社
ホームページhttp://www.akitatamago.co.jp/