中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

強化とともに地域貢献活動を

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取締役事業本部長 奥江 敬三 (おくえ けいぞう)

―J1残留を達成したことで、広島の街はほっとしています。

昨季は開幕から負傷者が多く、私たちのサッカーに対する研究が進む中で、そこに対応できずに選手たちが自信を失っていた。監督が交代し、形が変わる中で守備が修正され、何とか残留することができました。厳しいシーズンを乗り切れたのはサポーターの支えあってこそです。

―残留が決まった対FC東京戦には2万2333人と、シーズン最多の大観衆が詰めかけました。

ホームラストマッチであり、勝てばJ1残留の可能性があるという話題性もありました。ただ、「残留してほしい」という広島の人々の期待を受け、「何とかしないといけない」という責任を強く感じていたことも事実。だからこそ織田秀和前社長が先頭に立ってチラシ配りなどの試合告知活動を連日行うなど、できるだけたくさんの人々にスタジアムへと足を運んでいただくべく、活動しました。チーム・フロント、ファン・サポーターの皆さんが一心になったことで、残留を成し遂げたと思います。

―2017年は、観客動員も伸び悩みました。

観客動員は26万7238人。16年よりも9%ダウン。もちろん、今季は挽回しないといけない。平均1万5千人を達成するべく、チームの成績に関係なくご来場いただけるような仕掛けが必要。非日常の感動を創造していくことにこだわり、「ふれあい・一体感・お楽しみ」をキーワードにコンテンツを準備することで、さらなる動員増を図っていきます。スタジアム体験に面白さを感じてもらえれば、会員制交流サイト(SNS)などでその魅力を拡散してくれる時代。私たちはまず、ファン・サポーターの皆さまに楽しんで、喜んでもらうために何をするべきかを考えないといけません。

―監督も社長も代わり、18年はクラブ改革の初年度となります。

目指すべき場所は、広島に愛され、広島を愛するクラブ。その方向性は変わりません。そのためにはチームの強化はもちろんですが、広島という地域に貢献するために、もっと活動していく方針です。子どもたちの育成、地域振興、生活文化向上、環境保全。そういった地道な活動にも協賛してもらえるようなスキームも必要だと考えています。

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2017シーズンホーム最終戦セレモニー©2017 S.FC
概要
社名株式会社サンフレッチェ広島
所在地〒733-0036
広島市西区観音新町4-10-2
Tel 082(233)3233
設立1992年4月
事業内容プロサッカークラブの経営
資本金2億2030万円
売上高37億9300万円(2017年1月期)
従業員数39人(2017年12月現在)
ホームページhttp://www.sanfrecce.co.jp/