中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

外国人向けに広島周遊を喚起

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代表取締役社長 大小田 博之 (おおこだ ひろゆき)

―地域の交流事業に力を入れています。

日本を訪れる外国人観光客が年々増え、地域活性化にも貢献しています。世界に誇れる美しい瀬戸内海の魅力を効率的にプロモーションして地域の収益につなげるために、広域にわたる官民組織が協力して観光振興を図る日本版DMOとの連携を強めています。また、外国人向け国内旅行の「サンライズツアー」では瀬戸内海版のパンフレットを作成し当地への誘客に力を入れています。

昨年3月には廿日市市宮島口でツーリストインフォメーションセンターの運営を受託しました。英語での観光案内のほか各種交通チケットを販売し、1日約100人の利用があります。広島市中区のおりづるタワー内にも同様のセンターがあり、互いの観光客が周遊する仕組み作りに取り組んでいます。

―昨秋、広島空港で14年半ぶりにシンガポール線が就航しました。

シンガポール航空の子会社であるシルクエアーの就航に合わせ、有名ホテルや人気観光地が楽しめる旅行商品を用意しています。シンガポールの空港はアジア各国やオセアニアに乗り継ぎできる重要なハブ空港です。今後はレジャーだけでなく、スポーツや教育などの国際交流もさらに活発になると期待しています。

―4月から9月まで国内旅行キャンペーン「日本の旬 瀬戸内・山陰」を実施します。

瀬戸内海と日本海沿いにある中国5県の旬の魅力を国内外に発信する商品を準備しています。この地域を訪れる観光客は、瀬戸内海の人々の暮らしに触れるなど、どこか懐かしく心地のいい旅を求める傾向にあります。広島では夜神楽の鑑賞など夜のイベントを通して宿泊客を増やすほか、もともと地域にあるコンテンツを全国に紹介して流通させるのが目的です。

―今年の抱負やビジョンは。

4月1日から当社を含むJTBグループ15社を統合・再編し、一つの新生JTBとしてスタートします。ネット社会の進展をはじめとする環境変化に対応し、お客さまに期待を超えるご満足を提供するためです。今後も引き続きお客さまの感動を生み出し、地域の活性化に貢献できる企業として歩んでいきます。

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外国人向け国内旅行のパンフレット
概要
社名株式会社JTB中国四国
所在地〒730-0031
広島市中区紙屋町2-1-22 広島興銀ビル11階
Tel 082(545)8100
設立2005年8月
事業内容観光交流創造事業【定義】「旅」を通じて、中国四国内外にわたる人・物・情報の行き交いを創造し、活性化させること
資本金2億円
売上高248億8190万円(2017年3月期)
従業員数895人(2017年10月現在)
支店・店舗58カ所
ホームページhttps://www.jtbcorp.jp/jp/jtb_group/jtbcs/index.asp