中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

豊かな生活つくるパンお届け

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代表取締役
社長執行役員
沼田 二郎 (ぬまた じろう)

―石窯パンシリーズが人気です。

本格的な食事用のパンを提供しようと導入したのが石窯パンです。2005年に初めて岡山工場(浅口市)に製造設備を設け、07年、つくば工場(茨城県つくば市)に石窯パン専用ラインを作ったのを機に関東市場への進出を果たしました。現在は岡山、広島(広島市安芸区)、つくば、秦野(神奈川県秦野市)の4工場で作っています。年々需要が拡大し、関東では生産が追いつかない状況です。16年に秦野、17年につくばのラインを増設して対応しています。

―パンの食べ方の提案も積極的です。

パンを使っておいしいメニューを考え、工場見学やスーパーの店舗で提案会を開催しています。食事用パンとさまざまな具材を組み合わせたレシピを提案することでパンのおいしさをお伝えしています。最近は、モノよりコト重視の時代だといわれています。もともと当社グループは「商品を売る前に生活を売る」という考え方があり、生活スタイルの一つとして、もっと夕食にパンを食べるシーンも増えてほしいですね。

―時代や社会のニーズに合わせた商品展開を進めています。

約20年前から小さいサイズの食事用パンを販売してきました。少子高齢化や世帯当たりの人数の減少に対応し、こうしたミニブレッドの生産を増やしているところです。品ぞろえも充実させて、お客さまのいろいろなシーンでの食卓づくりを提案していきたいと考えています。

また、17年春からスーパーの冷凍食品コーナーで焼成後冷凍パンの販売を始めました。焼きたてのパンを冷凍することでパンの水分と香りを保持しており、おいしいと大変好評です。11月には、アレルギーに対応した商品も新たに加わりました。小ロットでも需要がある商品については冷凍での販売で展開していきたいと考えています。

―安全・安心への取り組みは。

「品質第一」を実現するため、17年11月に食品安全マネジメントの国際規格FSSC22000の認証を取得し、より一層安全安心な商品をお届けできる体制が整いました。これからも、従来の米国製パン研究所のAIB監査システムも取り入れながら、品質をより高めていきたいと思っています。

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石窯パンなど人気の食事用パン
概要
社名株式会社タカキベーカリー
本社所在地〒739-0323
広島市安芸区中野東3-7-1
Tel 082(893)2291
創業1948年8月
事業内容パン・洋菓子の製造・卸販売
資本金6000万円
社員数795人(2017年4月現在)
支社・支店・工場日本国内に9工場、営業所15拠点
関連会社TAKAKIBAKERYHONGKONGLIMITED(香港)
PT.TAKAKIINDOROTIPRIMA(インドネシア)
ホームページhttp://www.takaki-bakery.co.jp/