中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「変革と成長」掲げ事業を拡大

photo
代表取締役社長 小畑 博文 (おばた ひろふみ)

―2017年4月に「中長期ビジョン」を策定しました。

これまで力を入れてきた都市圏の事業拡大や合併・買収(M&A)、人材育成などに成果が出ており、中電工グループの姿も少しずつ変わりつつあります。中長期ビジョンは創立80周年となる24年度での目標を示したものです。テーマを「変革と成長を遂げる中電工グループ」とし、目指すグループ像を人と仕事の二つの側面から、「従業員一人ひとりが働きがいを持って活躍するグループ」「中国地域だけでなく都市圏・海外でも存在感を発揮できるグループ」としました。数値目標(連結)は売上高2千億円以上、営業利益130億円以上とし、PDCA(計画、実行、評価、改善)をしっかり実践し、一歩一歩着実に取り組みます。

―業績が堅調です。

17年度(連結)の売上高は、前年度を上回る1530億円となる見込みです。売上高が1500億円を超えるのは17年ぶりとなります。特に東京は建築需要が高い水準で推移し、当社の売り上げも伸びています。今後も都市圏での営業・施工体制を充実させ、さらに大きな案件にも挑戦していきます。

―海外事業を拡大しています。

少子高齢化が進む国内では工事需要が伸び悩むと予想され、事業拡大が期待できる東南アジアに進出しています。シンガポールの電気工事会社「RYBエンジニアリング」を昨秋、子会社化しました。世界的に著名なIT企業のデータセンター工事を手掛けており、高い技術力などを評価しています。当社の海外法人は、10年にマレーシアで設立した電気工事会社に続いて2社目となります。

―人材育成に力を入れています。

企業にとって一番大切なのは、人材です。今後、数年間は150人前後の新卒採用を維持し、技術者の確保に努めるとともに、子会社・協力会社の人材育成も支援していきます。また、優れた技術者として県が定めた「ひろしまマイスター」に認定された社員が、中国地方の工業高校で出張授業を行っています。プロの技術に触れることで、若者に現場の仕事に関心を持ってもらい、技術の継承につなげていければと願っています。社員の資格取得のサポートや働き方改革も進め、社員がやりがいを持って働ける職場づくりに努めます。

photo
子会社化した「RYBエンジニアリング」に贈った
中電工社是「真心」の刻字
概要
社名株式会社中電工
所在地〒730-0855
広島市中区小網町6-12
Tel 082(291)7411(代表)
設立1944年9月
事業内容屋内電気工事・空調管工事・情報通信工事・配電線工事・発送変電工事の設計施工、工場・ビル設備のリニューアルなど
資本金34億8190万円
売上高連結:1479億円(2017年3月期)
個別:1325億円(2017年3月期)
従業員数3571人(2017年9月現在)
事業場広島・岡山・山口・島根・鳥取統括支社、東京・大阪本部、九州支社、電力建設所
関連会社三親電材(株)、中工開発(株)、(株)イーペック広島ほか12社
ホームページhttp://www.chudenko.co.jp