中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

相次ぎ新駅 地域に元気を運ぶ

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執行役員広島支社長 伊勢 正文 (いせ まさふみ)

―新たな中期経営計画の初年度を迎えます。

過去5年間の取り組みを引き継ぎ、ホームや踏切、激甚化する自然災害への対処など安全性を第一に事業を展開していきます。中でもここ数年、重視しているのが踏切の安全対策です。見通しを良くするために周辺の草木の伐採や、学校やイベント会場での啓発活動など地道な努力を重ねています。地元の皆さまの協力を得ながら警報機の設置などの対策も進めています。これからも鉄道を社会基盤として持続的に運営する使命を果たすため、安全やお客さま満足の向上にこだわり、地域共生企業として歩み続けます。

―JR広島駅(広島市南区)の進化が加速しています。

昨年は南北自由通路・橋上駅舎が完成し、改札を通らず24時間、南口と北口を行き来できるようになりました。自由通路に面した商業施設「ekie(エキエ)」も一部オープンしました。今春以降には飲食やお土産のゾーンを順次開業する予定です。広島駅を拠点とした街のにぎわいづくりに寄与したいと考えています。

―新駅も相次いで開業しました。

3月には可部線に「河戸(こうど)帆(ほ)待川(まちがわ)駅」と「あき亀山駅」、山陽線に「寺家駅」を開業しました。利便性が高まり、周辺に商業施設や住宅地が増えるなどの効果も出てきています。これからも地元の方々と共に沿線の魅力をPRし、地域の活性化につなげていきます。

―地域を元気にする取り組みは。

昨年、山口県への観光誘致を図る「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を実施しました。新たな観光列車を走らせたり、観光ルートを設定したりして、県外からも多くの方に来ていただきました。昨年6月から運行を開始した豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」は、沿線の魅力を発信しています。地域の皆さまによる駅や沿線でのおもてなしも好評です。また、広島東洋カープやサンフレッチェ広島、レノファ山口などプロスポーツの応援にも力を入れています。ラッピングトレインや駅での応援ボード掲出のほか、カープの2軍観戦ツアーなども実施しています。

今後も地域の皆さまと共に広島・山口エリアのさらなる魅力発信に取り組んでまいります。

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開業した広島駅自由通路
概要
社名西日本旅客鉄道株式会社
所在地〒530-8341
大阪市北区芝田2丁目4-24
Tel 0570(00)2486(JR西日本お客様センター)
設立1987年4月1日
事業内容運輸業、流通業、不動産業、その他
資本金1000億円
売上高1兆4414億円
従業員数2万9152人(2017年4月現在)
支社など新幹線管理本部、大阪工事事務所、大阪電気工事事務所、金沢支社、近畿統括本部、和歌山支社、福知山支社、岡山支社、米子支社、広島支社
関連会社151社(うち連結子会社63社)(2017年3月31日現在)
ホームページhttp://www.westjr.co.jp/