中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

パウチ飲料で収益拡大にらむ

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代表取締役社長 河本 大輔 (こうもと だいすけ)

―缶入り低アルコール飲料「アスター」シリーズが好評です。

2017年6月に発売した自社ブランドです。これまでに瀬戸田レモンと完熟沖縄シークヮーサー、和歌山ももの3種類を出しました。地域特産の天然果汁を使用して果実本来の香りや味わいを生かしています。今後も「アスター」シリーズの新商品を開発し、スーパーマーケットを中心に販路の拡大に努めていきます。

―パウチ容器入り飲料製造ラインが稼働します。

宇都宮飲料工場(栃木県下野市)に12億円を投資して、パウチ容器の飲料製造ラインを新設し、今春から稼働します。パウチはスポーツ・ウエルネス系飲料やゼリー食品としてニーズが高まっています。小さいバッグにも入り、500ミリリットルのペットボトルよりも手軽です。OEMの問い合わせも入っており、手応えを感じています。また既存の自社ブランド飲料を、パウチ化して自動販売機で販売することも検討中です。19年度にはフル生産を見込んでおり、収益に貢献するものと期待しています。

―東南アジアで海外事業に注力しています。

タイでは16年に合弁の販売会社を設立し、ベトナムでは14年にビール会社へ出資しました。両国は中堅清涼飲料メーカーが多く、ほかにもパートナーとなり得る現地企業との提携やM&Aを検討しています。一方で、相手先ブランドの飲料を当社が企画・製造するОDMの提案を強化します。当社の飲料品開発力と製造技術を生かし、提携先と協力して、それぞれの国にあった、新たな飲料を発売したいと考えています。

―主力の自販機事業は「スマートストア」で収益力を高める改革を実行します。

国内の自販機市場はすでに飽和状態ですが、従来の飲料中心の自販機から食品も含めた自販機(スマートストア)へと付加価値を高めています。また、働き方改革にも取り組み、労働生産性向上を図っています。例えば自販機のオペレーターには販売データを活用して、より効率的に巡回し、規定時間までに終業することを徹底しています。残業時間の削減や人材確保につながっています。短時間勤務にも対応した、多様な働き方が可能な環境を整えます。

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地域特産フルーツのチューハイ「アスター」と宇都宮飲料工場
概要
社名アシードホールディングス株式会社
本社所在地〒720-0043
福山市船町7-23
Tel 084(923)5552
設立1972年11月
事業内容自動販売機の運営・管理
清涼飲料や低アルコール飲料の製造・販売
資本金7億9800万円
売上高270億9300万円(2017年3月期)
従業員数550人(2017年3月現在)
支店全国主要都市49カ所
工場2カ所
関連会社アシード(株)、北関東ペプシコーラ販売(株)、アシードブリュー(株)、宝積飲料(株)、アオンズエステート(株)
ホームページhttp://www.aseed-hd.co.jp