中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

グループ一丸 農で地域活性化

photo
会長 籾田 清 (もみだ きよし)

―JAグループの自己改革が3年目を迎えました。

2016年にスタートした自己改革の重点目標は「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」です。中央会・連合会が一体となり、各JAの自己改革の実践と目標達成を支援しています。今年11月の第28回JA広島県大会を一つの節目と定め、総仕上げの一年にしたいと考えています。

―具体的にはどんなことに取り組んでいますか。

瀬戸内海沿岸部から中国山地まで、気候や環境の大きく異なる広島県農業を1県1農場と捉え、「マーケットイン」の考えを基本に需要に応じた生産と販売を強化します。16年に園芸品目のグランドデザインを策定。JAの地域を越え、地域による収穫時期の違いを生かしたリレー出荷を増やしていきます。さらにJAグループ広島が資金拠出し就農や機械・施設の導入を支援する「農業所得増大・地域活性化プログラム」の活用などを通じて「農業生産の拡大」「農業者の所得増大」に力を入れています。また組合員や地域住民と連携し、さまざまな協同活動を実施するなど、JAならではの取り組みで「地域の活性化」に努めます。

―農業の担い手不足が深刻です。

県内の農業者の平均年齢は70歳を超えており、担い手の育成・確保は喫緊の課題です。県と連携して「ひろしま農業創生事業」に取り組み、16年には三次市に研修農場を開設しました。17年にも三原市にトマトを中心にした「チャレンジファーム広島・三原農場」が完成し、栽培から経営まで実践的に学べる体制を整えました。栽培指導に加え、販路の拡大にも積極的に携わり、担い手をサポートしていきます。

―今年の抱負は。

昨年6月の会長就任以来、毛利元就の逸話にちなみ、心を一つにすれば何事も成し遂げられる「百万一心」の心構えで仕事に取り組んできました。11月の大会は、各JAの意見を集約し、しっかり議論して将来の方向性を示す場にしたいと考えています。自己改革に終わりはありません。今後も「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、広島県農業、組合員や地域住民の暮らしに貢献していきます。

photo
ニーズを生産者(右)に伝えるJA職員
概要
組合名広島県農業協同組合中央会
所在地〒730-0051
広島市中区大手町4丁目7-3
Tel 082(243)6245
設立1955年4月
会員19会員
事業内容県内のJA・連合会の健全な発展を図ることを目的として設立されたJAグループ広島の指導機関。JA・連合会の組織・経営の指導や監査を行うほか、JAグループ役職員・組合員に対する教育、JAグループ広島を代表して行政庁に対する意見の提出など、さまざまな事業を通じて、農業・農業者の発展、安全・安心な食料の安定供給、地域社会に貢献するJA・連合会の取り組みを支援しています。
職員数71人(2017年10月現在)
ホームページhttp://www.ja-hiroshima.or.jp/
FB公式アカウントJAグループ広島