中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

融資と預金 本業で地域を応援

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理事長 山本 明弘 (やまもと あきひろ)

―全国の信用組合の中でもトップクラスの業績です。

2017年度上半期、売上高に当たる経常収益は14年連続の増収、純利益も過去最高を更新しました。投資信託や生命保険を販売せず、融資と預金という本来業務に特化した経営方針を堅守してきた成果です。

また、「融資の回答は、原則3日以内」というスピード回答も、タイムリーな資金を求めているお客さまに喜ばれています。当組合では毎日、午前6時45分から約1時間の役員会議を開いて情報を共有した後、取引先を訪問しています。支店長や得意先係の職員も丹念に回るので、こういった「フェイス・トゥ・フェイス」の信頼関係やスピード回答も、増収増益の要因でしょう。

個人のお客さまには、懸賞金付き定期預金「ハッピードリーム定期」で利益を還元しています。懸賞金総額は年間5億円にもなるだけに「よく当たる」と喜ばれ、預入金額は約2千億円に上ります。

―店舗を次々と刷新しています。

お客さまの利便性を高めようと、西の拠点と位置付ける宮内支店(廿日市市)を昨秋、新築移転しました。現金自動預払機(ATM)3台やニーズが高まっている全自動貸金庫105マスなどを備えています。今年は呉支店(仮称)を新設。地盤の広島市以外でも、法人や個人のお客さまを開拓していきます。

―職員のやる気を引き出す環境づくりに熱心です。

ベテランにさらに力を発揮してもらおうと昨春から、全職員の定年を60歳から65歳に、定年後の嘱託期間の上限も65歳から70歳に延ばしました。また、女性の課長や支店長代理を増やして全34店舗に配置。女性職員が上位職を目指して意欲的に仕事に取り組んでいます。新入職員の初任給も毎年引き上げています。働き方改革も進め、五・十日(ごとうび)と月初を除く平日は午後5時40分の定時退社を基本とし、仕事の効率化も図っています。

―地域経済の中で、どう役割を果たしますか。

リスクを取って融資した企業が成長した時ほど、うれしいことはありません。有望な融資先を発掘し、地元のお金を有意義に使っていただくことが、当組合の最大の使命であり、地域貢献と考えています。

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本店ビル
概要
組合名広島市信用組合
本店所在地〒730-0036
広島市中区袋町3-17
Tel 082(248)1171
設立1952年5月
事業内容金融業
出資金191億6600万円(2017年9月期)
経常収益156億6800万円(2017年3月期)
職員数399人(2017年9月現在)
店舗数広島市内21店舗、郊外他13店舗の合計34店舗
ホームページhttp://www.hiroshimashi.shinkumi.jp/