中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

事業承継や創業 サポートに力

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理事長 武田 龍雄 (たけだ たつお)

―次世代へのバトンタッチをサポートしています。

事業承継に課題を抱える中小企業などへの無料の相談会を、広島県事業引継ぎ支援センター(広島市中区)と共同で2017年7月から月2回開いています。親族や従業員への承継、企業の合併・買収(M&A)の活用など、幅広い相談に応じています。また、増加する相続のニーズに応えるため、相続信託や贈与の手続きをサポートする商品の取り扱いを17年4月に開始。高齢者層の安心と共に、次世代との関係づくりにもつなげています。

―創業支援にも熱心です。

江波支店ビル(中区)にある創業支援センター「B―スクエア」で、賃貸オフィスの提供と外部専門家との連携による事業サポートを実施しています。05年から延べ41の創業者を支援しました。15年からは、広島県中小企業家同友会の経営者に指導や助言を仰ぐ「人生お互い様プロジェクト」もスタート。同業者の先輩から生きたアドバイスを得られると好評です。

―つなぐ力を発揮しています。

大手企業が持つ特許を活用した技術マッチングを促進する「知財活用ビジネス交流会」を、2月に開催します。製品開発や市場開拓など、中小企業の新事業の創出を目指します。農業分野ではJR西日本と連携して、農産物の安全に関する国際規格グローバルGAP(農業生産工程管理)の取得を支援しています。東京五輪の選手村で使う農産物の調達基準としても注目され、販路拡大や生産性の向上につなげています。17年は2社が取得し、さらに4社が取り組んでいます。

―地方創生の取り組みは。

信用金庫は地域との強い絆とネットワークを持つ金融機関です。活力ある地域づくりが鍵となる地方創生においては、営業地域を限定して地元で集めた資金は全て地元に還元する信用金庫に大きな期待が寄せられています。実現に向け、取引先とのコミュニケーション強化はもとより、将来性を見通す力や、課題解決に導く力にも磨きをかけていきます。

1月4日からは女性職員の制服を約15年ぶりに復活し、イメージアップも図ります。地方経済をけん引する中小企業の事業価値を高め、広島をさらに元気にしていきます。

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復活する女性職員の制服
概要
社名広島信用金庫
所在地〒730-8707
広島市中区富士見町3-15
Tel 082(245)0321
設立1945年5月
事業内容金融業
出資金36億139万円
経常収益229億2703万円(2017年3月期)
職員数945人(2017年3月現在)
店舗数広島県内に76店舗(うち11出張所)
関連会社ひろしんビジネスサービス(株)
ひろしん保証サービス(株)
ホームページhttp://www.hiroshin.co.jp/