中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

3連覇に向け「ドドドォー!!!」

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オーナー 松田 元 (まつだ はじめ)

―今季のキャッチフレーズは「℃℃℃(ドドドォー!!!)」。これまでにも増して斬新なフレーズです。

今年は球団史上初のリーグ3連覇を目指す一年となります。その熱意を温度の「℃」で表現しました。ロゴマークは当初、三つの「℃」を並べただけのものでしたが、それではインパクトに欠けます。ある時、シャワーを浴びながらひらめいたのが、「℃」が力強く駆けるような二本の脚。「ドドドォー」と突き進みます。25年ぶりに優勝した一昨年は「真赤激(まっかげき)」、連覇した昨年は「カ舞吼(かぶく)」。験を担げば、引き続き漢字の方がいいかもしれません。でも停滞してはなりません。常にチャレンジする姿勢を持ち続けたいのです。

―昨季は2軍もファーム日本一になりました。勝利と育成の両立は順調ですね。

2軍の日本一は評価が難しいです。「1.5軍」の選手が多い証拠でもあります。2軍は育成の場。左投手の塹江敦哉、高橋樹也、高橋昂也たち若手がたくさん経験を積んで、それこそ「ドドドォー」と出てきてほしいものです。ルーキーは即戦力より、将来性を見込んだ素材重視の顔触れになりました。その分、今季に対する焦りは感じています。昨季15勝を挙げた薮田和樹、12勝した岡田明丈らの成長に期待しています。

―昨季の主催試合は全て大入り。ファンの熱も高まっています。

チームの若々しさゆえに、ファンの皆さんも一緒にチームづくりに関わり、成長している感覚を味わってもらえているのではないでしょうか。昨秋の優勝パレードでは、女子大学生に選手のバスに同乗してもらいました。目にした光景や感動を、母親となったのち、子や孫に伝えていってほしいと願っています。カープと生きる体験を次世代へ継承してもらいたいのです。

―マツダスタジアムが開場10年目のシーズンを迎えます。

一昔前の広島にとって、カープは「空気」のようでした。あって当たり前、なくては困る、無色透明の存在。それがいま、「生活の一部」と言われるようになったのはうれしい限りです。球場に集い、テレビやラジオの前で一喜一憂してもらっています。魅力のある野球、特色のある球場。それらを提供し続けられるように知恵を絞っていきたいと思います。

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2018年のキャッチフレーズ
概要
社名株式会社広島東洋カープ
所在地〒732-8501
広島市南区南蟹屋2丁目3-1
Tel 082(554)1000
設立1956年1月
事業内容プロ野球チームの運営及び試合の興行
資本金3億2400万円
売上高182億191万円(2016年12月期)
従業員数135人(2017年10月現在)
関連施設屋内練習場、大野練習場、由宇練習場、大州寮、大野寮
ホームページhttp://www.carp.co.jp