中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

保健•医療•福祉 連携した学び

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理事長・総長 古澤 敏昭 (ふるさわ としあき)

―今年4月、大学院を開設します。

看護学科とリハビリテーション学科を融合した「保健学研究科保健学専攻(修士課程)」をスタートさせます。保健領域の研究者や専門職を目指す学生が、2学科の学問を横断的に学ぶことを目的に新設しました。西風新都キャンパス(広島市安佐南区)を拠点とし、平日の夜間や土曜日にも授業時間を設けて社会人も受けやすいようにします。

―大学院設置の背景は。

高齢化が進む中、要介護者の自立を支援していくためには、保健と医療、福祉の連携が大切です。複数の分野を学べば知識の幅が広がり、複眼的な見方や思考を身に付けられると考えています。大学院では専門性を追求しながら、マネジメント能力も身に付けて管理職を目指せる学びが可能な環境にします。今後は本学で研究者を育成するとともに、2年後には博士課程を開設したいと考えています。

―4月には「言語聴覚士」の養成課程を設けます。

全国的にも数少ない大学卒業者を対象とした2年制の「言語聴覚専攻科」を新設します。言語聴覚士は、言語によるコミュニケーションや食べることに障害がある人の機能回復、発達促進をサポートする専門職です。高齢化に伴い特にお年寄りのニーズが高まっています。

専門基礎分野と専門分野の科目を集中的に学べるカリキュラムを組みました。大学卒業者が言語聴覚士の国家資格を取得するための最短コースで、経済的にも有利です。

言語聴覚士にとって大切なのは、相手から信頼されること。そのためには、広い視野と生活経験に裏付けられた人間性が必要です。社会経験を積みながら大学で学び直し、資格を取得したいと考える人にも入学してほしいと考えています。すでに本学にある理学療法士と作業療法士の養成課程に言語聴覚専攻科が加わることで、リハビリテーションの3本柱を学べる環境が整います。

―どんな人材を育成しますか。

学生には、本学の建学の精神である「心技一体」を理解し、知識・技術だけでなくケアの心を大切にする人間性を身に付けてほしいと考えています。地域と深くつながり、地域のニーズに応えられる人材を送り出したいものです。

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実習に励むリハビリテーション学科の学生たち
概要
学園名広島都市学園大学
所在地〒734-0014
広島市南区宇品西5丁目13-18
Tel 082(250)1133
設立2009年4月
大学院・専攻科保健学研究科、言語聴覚専攻科(両科とも2018年4月開設)
学部・学科健康科学部 看護学科 リハビリテーション学科 理学療法学専攻、作業療法学専攻
子ども教育学部 子ども教育学科 小学校教育コース、初等教育コース、保育・幼児教育コース
取得できる資格
(受験資格を含む)
看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、保育士、言語聴覚士
ホームページhttp://www.hcu.ac.jp/