中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「対人援助」に着目 専門職育む

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理事長 森元 弘志 (もりもと こうし)

―人間健康学部スポーツ健康福祉学科を4月に開設します。

スポーツと福祉を柱に、健康に関する幅広い知識と技術を学び、地域に貢献できる人材を育成するのが狙いです。新学科には広島市・呉地区で唯一、保健体育の中学・高校教諭免許が取得できるコースと、社会福祉士や精神保健福祉士を目指せるコースを設けます。年齢や障害の有無を問わず誰もが楽しめるよう工夫した「アダプテッド・スポーツ」を中四国の大学で初めて学べるのも特長です。開設に向け、昨秋には郷原キャンパス(呉市)のスポーツ施設を再整備しました。

―社会の多様な分野に人材を輩出しています。

看護学部看護学科では、看護師の資格取得に加え、幅広いキャリア形成を支援しようと、養護教諭や救急看護強化をはじめとする6コース制を2012年から導入しています。その結果、17年度は公立学校教員採用試験の養護教諭に7人合格しました。教育現場では看護師の資格を持った養護教諭へのニーズが高まっています。学芸学部子ども学科では、教職員の熱心なサポートと学生の意欲的な学びの相乗効果で、公立の小学校教員採用試験に14人合格しました。17年度からは特別支援教育コースも開設し、進路の選択肢を広げました。短期大学では栄養士や幼稚園教諭など、専門職への就職が毎年90%を超えています。

―「対人援助」のシステムづくりに力を入れています。

文科省の研究ブランディング事業に選定された「地域共生のための対人援助システムの構築と効果に関する検証」に全学で取り組んでいます。援助を必要とする高齢者や障害者の集いの場「来んさいカフェ」を広島市安佐南区、呉市、坂町の3キャンパスや周辺で開設。健康維持や生きがいづくりのプログラムを作り、効果を検証しながら、支援サポーターの養成を図っています。

―目指す学園像は。

大学や短大の学びを通じ、看護師、保健師、教師、保育士、社会福祉士、健康運動指導士といった専門職を育てるのが本学園の使命です。人びとが健康に暮らせる共生社会を目指し、教育に独自色を強く打ち出しながら、教職協働で学生一人一人の「夢の実現」を後押ししていきます。

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スポーツと福祉を柱に「人間の健康」を学ぶ新学部
概要
法人名学校法人広島文化学園
広島文化学園大学・広島文化学園短期大学
所在地〒731-0136
広島市安佐南区長束西3丁目5-1(広島長束キャンパス)
Tel 082(239)5171
設立1964年4月(広島文化女子短期大学開学)
大学院博士前期・後期課程【教育学研究科、看護学研究科、社会情報研究科】
学部・学科学芸学部(子ども学科、音楽学科)看護学部(看護学科)社会情報学部(グローバルビジネス学科、健康福祉学科)人間健康学部スポーツ健康福祉学科〔2018年4月開設〕
短期大学コミュニティ生活学科、食物栄養学科、保育学科、専攻科(生活文化専攻、栄養専攻、保育専攻)
取得できる資格看護師・保健師国家試験受験資格、小学校教諭一種、中学校教諭一種(音楽)、中学校教諭二種(家庭)、高等学校教諭一種(看護・音楽・福祉・商業)、特別支援学校教諭一種、養護教諭一種・二種、栄養教諭二種、幼稚園教諭一種・二種、保育士、栄養士、第一種衛生管理者、音楽療法士1種、【中学校教諭一種(保健体育)、高等学校教諭一種(保健体育)、※社会福祉士・※精神保健福祉士国家試験受験資格=2018年開設の人間健康学部で取得(※申請中)】など
ホームページhttp://www.hbg.ac.jp/