中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

漬物作り 高み目指し組織統合

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代表取締役社長 佐藤 豊太郎 (さとう とよたろう)

―70年以上の歴史がありますね。

当社は1946年に創業し、キムチや浅漬け、大根漬けを主力とする漬物製造販売会社です。1日平均14〜15万パックを製造・出荷しています。昨年に、それまで分かれていた漬物製造部門と販売部門を一つの株式会社にまとめました。

グループ会社としては、2010年にウナギ加工の薩摩川内うなぎ(鹿児島県薩摩川内市)を立ち上げました。13年にはカット野菜の製造販売を手掛けるベジタコーポレーション(福山市)を設立し、スーパーやコンビニエンスストア向けに1日10万パックのフル操業が続いています。

―薩摩川内うなぎの新工場が昨年11月、稼働しました。

真空パック専門の新工場です。裏手に残る既存工場は焼き加工専用に改め、生産効率を上げます。ウナギ加工品の出荷量は現在年間800トンペースで、将来的には千〜2千トンを目指します。15年からはグループの別会社で養殖も手掛けており、生産、加工の一貫体制で、トレーサビリティーを確立したウナギ加工品を販売します。今年は明治維新150年を記念し、NHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」が放映されます。物語の舞台となる鹿児島県の地元産品として、ウナギの販売促進に力を入れます。

―人材教育に力を入れています。

昨年から、外部のコンサルタントに依頼し、幹部から順次研修を実施しています。そこではモチベーションの上げ方や経営理念、組織論、問題解決法、コーチングなど幅広いテーマを学びます。育てた人材で生産性向上や営業力強化を図り、成果につなげたいと考えています。

―味覚センサーを導入し商品開発に活用しています。

16年に導入したセンサーは、人が感じる酸味や塩味、苦味、渋味、うま味、甘味の強度が科学的に分析できます。苦味や渋味、うま味は後味で感じる部分も分かります。今は漬物がどのような味覚構成をしているのか、分析を重ねています。センサーの活用で消費者の好む漬物の味を追求し、研究結果を反映した新商品の開発を目指します。

今年も当社ならではの商品開発力にさらに磨きをかけ、売上高で漬物業界4位の当社がトップ3に入れるように努力していきます。

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備後漬物グループの主な商品
概要
社名備後漬物株式会社
本社所在地〒720-2413
福山市駅家町法成寺1613-47
Tel 084(972)8880
設立1950年10月(創業1946年10月)
事業内容
  • 漬物の製造、卸売り
  • カット野菜の販売
  • うなぎの販売
  • 外食事業(たこ焼)
資本金1250万円
売上高184億円(2017年9月期)
従業員数320人(2017年11月現在)
支社・支店・工場関東支店、関西支店、九州支店
関連会社(株)ベジタコーポレーション、薩摩川内うなぎ(株)、(株)薩摩川内鰻、(株)宮崎鰻、青島備後商貿有限公司
ホームページhttp://www.bingotukemono.jp