中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

カープ応援の催し 街を元気に

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代表取締役社長 大下 洋嗣 (おおしも ようじ)

―地元百貨店として広島東洋カープを応援しています。

セ・リーグ連覇を成し遂げたカープは日本シリーズ進出こそ逃したものの、広島の人々を元気にする地域の財産であることに変わりありません。カープを支え、街の盛り上げに協力しようと広島駅前店(広島市南区)では昨夏、グッズを一堂に集めた「真夏のカープ百貨店」などの催事を開催。地元だけでなく遠方のファンも多く呼び込みました。また、カープ関連のイベント企画やグッズ開発の担当チームを昨年、臨時から常設にしました。メンバーは楽しみながらアイデアを練っています。

―八丁堀本店(中区)では海外ブランドの集積が進んでいます。

ラグジュアリーゾーンの本店2、3階は毎年、新ブランドを加えて洗練度を高めています。昨年もイタリアの「フェラガモ」や「エトロ」などが仲間入り。海外ブランドの充実ぶりでは、広島の中で突き抜けた存在感を発揮したいと考えています。

一方の広島駅前店は、食料品や家庭用品などの売れ行きが堅調です。今後は駅ビルの建て替えや路面電車の高架乗り入れなどが予定され、人の流れが変わるでしょう。動向を見ながら店の品ぞろえを工夫します。

西条店(東広島市)は昨秋、新ショッピングセンター「東広島モール」1階に移転オープンしました。地域の皆さまに支持もいただき、好調で手ごたえを感じています。

―本店屋上がにぎわっています。

パブリックガーデン「八丁堀SORALA(ソララ)」ではヨガやファッションショーのほか、アニメ映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督や原作者のこうの史代さんのトークショーなども開き、多くのファンを集めました。今後は地元の人々が主導するイベントを増やし、地域の共有財産として愛されるスペースになればと思っています。商業施設が「コト消費」に目を向ける中で、当社はさらに一歩先を歩きます。

―地域の中でどう発展しますか。

単独で勝負するのではなく、他の商業施設や企業などと力を合わせて広島の活性化を目指してこそ地域間競争を勝ち抜くことができ、当社の成長も望めると考えています。「福屋」というブランドを際立たせながら、地域の中での役割をしっかりと果たしていきたいものです。

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カープ優勝セールでにぎわう八丁堀本店
概要
社名株式会社福屋
本社所在地〒730-8548
広島市中区胡町6-26
Tel 082(246)6111
設立1929年8月
事業内容百貨店
資本金4億6000万円
売上高512億6300万円(2017年2月期)
従業員数878人(2017年10月現在)
支店広島駅前店、五日市福屋、尾道福屋他
ホームページhttp://www.fukuya-dept.co.jp