中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

競争力向上へ 人材投資を拡充

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代表取締役社長 小田 秀樹 (おだ ひでき)

―人材の育成や競争力の強化に力を注いでいます。

第11次中期経営計画を2017年5月にスタートしました。取り組みの一環として、全ての管理職を対象に組織活性化の研修を開いています。加えて、実情に合った働き方改革を進めるため、17年10月に女性や若手社員らで構成する二つのワーキンググループを設置。隔週で会合を開き、意見を出し合っています。

当社は土木工事の計画・設計や測量・地質調査を主としており、技術力の向上が競争力アップにつながります。国家資格「技術士」の取得支援として、社内で模擬筆記試験、模擬口頭試験を実施。17年の筆記試験の合格者は、例年と比べて倍増しました。まだ口頭試験の結果は発表されていませんが、今年も引き続き取得支援を実施する予定です。

―昨年5月にミャンマーで新会社を設立しました。

コンクリート製造の会沢高圧コンクリート(北海道苫小牧市)や現地商社と共に新会社を設立し、コンクリート製品の製造を開始しました。ミャンマーは11年以降、民主化が進み、国土整備が進んでいます。当社は1997年に進出。事務所を設け、設計などを手掛けてきました。これまでの信頼を生かし、良質な資材を提供して事業の幅を広げます。

―新規分野にも積極的です。

東京大などと連携して2014年に始めた講座「復興デザイン研究体」などを活用し、災害に強い街や交通網、都市機能を集約するコンパクトシティーなどの提案に取り組んでいます。行政や金融機関、自動車メーカーなどとも協力して、次世代の地域像を描く調査研究を実施。社会インフラの基盤となる土木の測量や地質調査、設計などはもとより、郊外団地の活性化や交通システムを生かした街づくりなど、地域社会の課題解決や発展にも貢献しています。

―どんな年にしますか。

情報通信技術(ICT)を活用した建設システムへの取り組みが身を結びつつあります。国が16年度から公共工事に導入し、対象となる発注業務が増えています。20年の東京五輪後は人材、機材、財務の三つの「ザイ」が会社を支える鍵になります。人材の確保と育成、競争力の強化に向けた積極的な投資を行いながら、選ばれる企業への歩みを進めます。

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復建調査設計本社屋
概要
社名復建調査設計株式会社
本社所在地〒732-0052
広島市東区光町2-10-11
Tel 082(506)1811
設立1946年12月
事業内容土木工事、建設等に係る地盤・地質調査、測量調査、計画・設計、施工監理、施設の維持管理、防災に係る各種調査・計画
環境保全、再生可能エネルギーに係る各種調査・計画
まちづくり、地域活性化に係る各種調査・計画
資本金3億円
売上高106億4000万円(2017年4月期)
社員数624人(2017年4月現在)
支社・支店支社:東京、大阪、九州、四国、岡山、松江、山口、ヤンゴン
支店:東北、名古屋 他6支店
関連会社国内:第一復建(株)、(株)日本構造橋梁研究所、(株)エフ・ケー・シー、(株)大設、他2社
海外:ミャンマー2社、ベトナム1社
ホームページhttp://www.fukken.co.jp