中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

体験型の新施設 広島に1号店

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専務執行役員
中四国カンパニー 支社長
浜口 好博 (はまぐち よしひろ)

―広島市佐伯区の石内東地区に大型商業施設が今春開業します。

アウトレットモールと屋内スケートリンクなどの体験型施設を核とした新業態の第1号店として、「THE OUTLETS(ジ アウトレット)HIROSHIMA」が誕生します。施設の中心部には当社の新店も開業する予定です。目玉の一つは、食料品店を意味するグロッサリーとレストランを融合した「グローサラント」をコンセプトとするフードホールです。本格的なイートイン施設を備え、できたての総菜がすぐ食べられたり、店舗で販売するのと同じ食材を使った料理をレストランで提供したりする予定です。

―近年、特に力を入れる取り組みは何ですか。

地域色を生かした商品やサービスの展開です。農産部門では産直野菜の出荷を本格化するなど、地元の食材を豊富に提供しています。水産部門ではその日に取れた、漁船一隻分の魚を買う取り組みも定着しました。広島県内の3店舗で月に約3回、水揚げされたばかりの魚を販売し、好評です。今後はこうした鮮魚を刺し身やすしなどの商品としても提供する方針です。

―PB商品で国際認証の取得を推進する理由は。

健康やエコに関心の高いお客さまのニーズに応えるのが狙いです。2006年には「海のエコラベル」と呼ばれる国際認証「MSC認証」を取得した商品を、14年には養殖場で生産された同様の品質を示す「ASC認証」商品をアジアの小売業では初めて販売。現在、MSC認証、ASC認証ともに国内最大の取り扱いです。農産物の分野でも国際認証の取得を進めるほか、有機栽培されたオーガニック商品や特定の添加物などを含まないフリー・フロム食品もプライベートブランド(PB)に取り入れています。

―地域貢献にも積極的です。

利用金額の一部が地域に寄付される電子マネー「WAON(ワオン)」のご当地カードの活用を進めています。広島では、原爆ドームの保全や子育て支援に寄与するカードを約10万枚発行しており、寄付額は2種類総計で約3300万円に達しています。小売業は地域産業です。地域に根差し、地域に役立つ活動を今年も充実させたいですね。

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地元の産直野菜などが並ぶ「広島府中店」
概要
社名イオンリテール株式会社 中四国カンパニー
本店所在地〒261-8515
千葉市美浜区中瀬1丁目5-1
Tel 043(212)6500
設立2008年8月
事業内容総合小売業
資本金489億7000万円
売上高(営業収益)2兆1853億円(2017年2月期)
従業員数8万5492人(2017年2月現在)
支社・支店・工場402店舗
ホームページhttp://www.aeonretail.jp