中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

未来を見据え技術革新に挑む

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代表取締役社長 兼 CEO 小飼 雅道 (こがい まさみち)

―新型車が好調です。

「スカイアクティブ技術」と「魂動(こどう)デザイン」を採用した新世代商品を2012年から導入し、幅広い支持をいただいています。フルモデルチェンジから1年となる「CX―5」は深化した走りやデザイン、質感、安全性能などが、初代オーナーや多くのお客さまから大変好評をいただいております。

昨年度は安全装備を強化し、国内のほぼすべての新世代商品が標準装備で国が推奨する安全運転サポート車の「サポカーSワイド」に該当しました。

12月には3列シートを備えたマツダの国内最上位SUV(スポーツタイプ多目的車)「CX―8」を発売しました。家族や友人と過ごせる多人数車でありながら、上質なデザインと走りでドライバーとしての満足も得られ、さまざまなライフスタイルに対応する車です。ミニバンに代わる新たな市場創造に挑戦します。

―今後の戦略を教えて下さい。

現在、世界の自動車産業を取り巻く環境は、急激に変化しています。マツダは、より長期的な視点から技術開発の長期ビジョン「サステイナブル"Zoom―Zoom"宣言2030」を公表しました。地球・社会・人の三つの視点で、それぞれの課題解決に向けた新しい挑戦です。中でも地球環境については、燃料採掘から車両走行までトータルな視点でCO2削減に取り組みます。

―次世代技術を導入します。

長期ビジョンの実現に向けて、次世代エンジン「スカイアクティブ・エックス」を含む次世代技術を、19年から本格導入します。この次世代エンジンは、ガソリンエンジンの圧縮着火を世界で初めて実用化しました。ディーゼルエンジンの利点も融合した、マツダ独自の革新技術です。

―心を揺さぶる美しさ、走りを追い求めていくのですね。

昨年秋の東京モーターショーでは、次世代商品の先駆けとなるコンセプトモデル「魁(かい)・コンセプト」と、次世代デザインの方向性を示す「ビジョン・クーペ」を世界初公開しました。今後も、「走る歓び」にあふれたカーライフを通じて、お客さまの人生をより豊かにすることで、いつまでもマツダ車に乗り継いでいただける、「マツダプレミアム」を実現するよう取り組んでまいります。

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昨年12月に国内で発売した新型「マツダCX―8」
概要
社名マツダ株式会社
所在地〒730-8670
広島県安芸郡府中町新地3-1
Tel 082(282)1111
設立1920年1月30日
事業内容乗用車・トラックの製造、販売など
資本金2590億円(2017年3月31日現在)
売上高3兆2144億円[連結ベース、2017年度]
従業員数4万8849人[連結](2017年3月31日現在)
研究開発拠点本社、マツダR&Dセンター横浜、マツダノースアメリカンオペレーションズ(米国)、マツダモーターヨーロッパ(ドイツ)、中国技術支援センター(中国)
生産拠点国内:本社工場(本社、宇品)、防府工場(西浦、中関)、三次事業所
海外:中国、タイ、メキシコ、ベトナム、マレーシア、ロシア
販売会社国内229社、海外141社(2017年3月31日現在)