小出県議(広島)から事情聴く


■広島地検 寄付金問題 慎重に検討


小出県議

 広島県議の小出雍晃氏=尾道市手崎町、自民=の後援会が、広島県内船海砂採取船主会の元会長松若武士被告(66)=尾道市浦崎町、贈賄罪などで公判中=から寄付金を受けながら広島県選管へ報告せず、一年近く経った二月に訂正した問題で、広島地検は十六日までに、小出県議本人からこの間の経緯などについて事情を聴いた。同地検は、政治資金規正法に抵触するかどうかを含め、慎重に検討を進めている。

 十五日午後、同地検から出てきた小出県議は、中国新聞の取材に対し、「事情を説明しただけ。もう(県選管に)届けていることだから」とだけ答え、県選管へ寄付金を訂正して報告した問題での事情聴取だったことを認めた。

 松若被告から小出県議への寄付金は、三月五日付の広島県報で明らかになった。県報によると、小出県議は一九九六年(平成八)年に松若被告から現金百五十万円の寄付を受けていたが、九七年三月の県選管への前年収支報告では収入、支出とも「〇円」と記載して提出。十一カ月たった今年二月二十三日になって寄付金があったことを訂正して報告していた。

 訂正報告が明るみに出た後、小出県議は中国新聞の取材に、九七年にも松若被告から百万円の寄付を受けたことを認め、政治献金として九六年の寄付とともに今年二月、県選管に報告した、と話している。

 二件の寄付について小出県議は、いずれも「正当な政治資金」としており、九六年分の寄付金の欄に「〇円」と記載したことは「うっかりしていた」などと釈明している。


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