【福山選挙区】有権者の心に響くか 各陣営がキャッチフレーズ '07/3/23

 ▽政治姿勢アピール

 告示まで一週間となった県議選の福山市選挙区(定数一一)で、立候補を予定する十三人がそれぞれのキャッチフレーズを打ち出している。地域課題、県政改革、政治姿勢…。短いフレーズに込めた思いを比べると、争点の輪郭が浮かぶ。

 ▽備後の発展

 都市圏でのリーダーシップの必要性を強調するため、三陣営が「備後」を使う。県東部だけでなく、県境を越えた圏域の中核都市である福山市。宇田氏は「若さでひらく備後の未来」、川上氏は「元気な備後を目指す 決断と実行」、門田氏は「そろそろ備後 いよいよ福山」と表現する。

 松岡氏は「備後」こそ使わなかったが「地域づくり人づくり」をアピール。道州制を視野に入れた都市間競争の激化を踏まえ、各陣営とも都市圏の発展をけん引する覚悟を込める。

 ▽県政改革

 藤田雄山知事後援会の政治資金不正事件に端を発した県政界への疑惑の目は、県議にも向けられる。

 県議会で調査会の座長を務める平氏は「県政の浄化と地域の発展を」との訴えを軸に据える。辻氏は直接的な文言ではないが「ただ一人の野党」を前面に、真相究明をしてきた政治姿勢を強調。山下氏は「新しい風 変えます 県政」を掲げ、県政に不信感を抱く有権者の支持拡大を狙う。

 ▽政策と信念

 年金、雇用、障害者福祉…。格差社会に対する不安感が有権者を覆う。田辺氏は「一人の声を大切にします」、渡壁氏は「だれもがいきいきと 輝く社会に」、内田氏は「人に優しく 元気で夢のある広島を」と主張。少子高齢化が進む将来を見据え、社会的弱者への施策充実を緊急課題に挙げる。

 治安の悪化や災害の多発が懸念される中、中津氏は「安心、安全 思いやり」を掲げ、暮らしの不安解消を重点に置く。政治信念に絞った藤井氏は「あいと信頼」。出会い、触れ合い、知り合いに共通する「あい」を記す。環境問題に取り組む浅野氏は「みどりと文化のまちづくり」。芦田川浄化やバラのまちづくりへの強い思いを伝える。 (統一選取材班)


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