中国新聞・参院選2001
公示なき戦い 中国路で舌戦スタート '01/7/1

 国会閉会から一夜明けた三十日、中国地方の五選挙区に返った現 職組を含む参院選の立候補予定者は、一斉に街頭や集会へと繰り出 した。相次いで中国路入りした政党幹部も加勢し、週末の街に「改 革」の訴えを響かせた。十二日、公示される参院選は、梅雨空の下 で事実上、舌戦の火ぶたを切った。

 知名度の高い無所属新人の参入で激戦の様相を強める広島。自民 現職は広島市安佐南区で党衆院議員が開いた女性集会で、「小泉内 閣の『改革』を一生懸命に支える」。小泉純一郎首相の高い支持率 を意識し、「同一歩調」をアピールした。福山では市議の褒章祝賀 会に出席した。

 民主現職は中区の繁華街で生バンドの軽快な音楽に乗って、「小 泉改革は地方切り捨てだ。地域主権に力を尽くす」と対決姿勢を鮮 明にした。福山では懇談会に参加した。現職二陣営が警戒感を抱く 無所属新人は、三次市で決起集会。「改革を邪魔する政治家は、リ ストラした方がいい」と、自らを「改革派」と売り込んだ。

 山口、岡山、島根でも与野党の訴えは「改革」一色に染まった。 島根の自民現職は伯太町で国政報告会を開き、「変えるべきものは 変えるが、残すべきものは残す」と改革への不安をかき消すのに躍 起。共産新人は、安来市の集会で「痛みを押し付ける小泉改革よ り、暮らしを応援する共産党の改革を」とPRした。

 閣僚でもある岡山の自民現職は、笠岡市で決起集会。「改革を進 める、かなめの大臣」との紹介を受けたが、「地方と都市を対決さ せる改革にはしない」と地方への配慮をにじませた。

 政党幹部も中国路を駆け抜けた。民主党の鳩山由紀夫代表は、倉 敷市で現職と街頭演説。「小泉首相の構造改革には具体策がない。 改革ができるのは、抵抗勢力がない民主だけだ」と力説した。その 後、山口市で新人の応援演説に立ち、自民批判を展開した。

 公明党の浜四津敏子代表代行は、広島市中区で街頭演説した。 「改革の先駆者は公明党」と売り込み、「小泉首相が所信表明演説 に盛り込んだごみゼロ社会の実現などは、公明の政策」と連立の成 果を強調した。

 
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 中国新聞社は二十九日投開票の参院選に向け、電子メールで読者 の意見を募ります。

 今回の参院選は、小泉純一郎内閣が初めて国民の審判を受ける場 になります。高い支持率を背景に構造改革へ意欲的に取り組む構え を示していますが、景気は依然低迷したまま。学校を卒業しても、 就職できない若者も増えています。政治や選挙について、一緒に考 えてみましょう。応募要領は次の通りです。

 【テーマ】「今の政治(家)に言いたいこと」

 【応募方法】インターネットで中国新聞社ホームページ(http://www.chugoku-np.co.jp/)を開き「ネ ットde参選」=一日正午開設=の項目をクリック。もしくはメー ルに、名前、住所、職業、年齢、性別を記入し、アドレスsenkyo@chugoku-np.co.jpへ。

 【締め切り】五日正午。

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【写真説明】繁華街に繰り出し、アピールする立候補者予定者。参院選は事実上スタートした(広島市中区)


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