参院選直前の週末となった七日、中国地方の各選挙区の立候補予定者は、繁華街や住宅街で街頭演説を繰り広げたり、後援会などの集会を駆け回ったりと、本番さながらに各地を奔走した。十二日の公示を控え、各陣営はフル回転を始めた。
改選数二に対し、中国地方で最多の六人が立候補を予定している広島。元職は、尾道市の商店街で開かれた土曜夜市を支援者約二十人と一緒にパレード。七夕飾りで彩られたアーケードの下で、「憲法九条の改悪は許さない」と書いたビラを配ってアピールした。新人の一人は広島市で街頭演説し、夜は二カ所で集会に参加した。
現職の二人も、議席死守に向けて懸命。一人は、広島市で衆議院議員二人がそれぞれ開いたパーティー、国政報告会に出席し、「私に力を分けてください」と頭を下げた。もう一人も福山市で労組の会議に出席し、約七十人の幹部に「働く者の立場が揺れている。流した汗が報いられるよう、死力を尽くしたい」と決意を語った。
山口の新人は山口市のホテルで、女性を対象にした集会を開いた。二百人を超える参加者に「女性の尺度を政治に持ち込み、社会を変えていこう」。党広報委員長も応援に駆けつけ、気勢を上げた。その後、柳井市に移動し、労組の集会に参加した。
各立候補予定者が選挙戦への準備を本格化させる中、急きょ準備に取り掛かる陣営も。党本部が擁立を決めた島根の新人はこの日、松江市で記者会見し、「島根の課題はまだ勉強不足だが、若さと志だけはある」と立候補を表明。不戦敗を覚悟していた党県連は、公認手続きなどに追われた。県連幹部は「選挙ポスターは公示前日の昼には届きそう。事務所の確保はこれから」と話していた。
【写真説明】七夕飾りが連なる商店街の前で、支持を呼び掛ける立候補予定者(尾道市)
   
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