中国新聞・参院選2001
中国5県の参院選不在者投票、前回比大幅増 '01/7/20

 中国五県の参院選の不在者投票の中間まとめが十九日、出そろった。三年前の前回の同時期と比べ、広島、岡山が一・五倍強、山口、島根、鳥取は二倍を超えている。投票条件を緩和した公選法改正の定着に加え、「小泉ブーム」が有権者の政治参加を促しているとの見方もあり、投票率も前回を上回りそうだ。

 広島県選管は九十三市区町村選管のうち二十六選管を抽出し、十八日分までを集計。投票者は二万千九百九十八人で、前回同期の一・五六倍となった。山口県は十五日現在の全県投票者を調査。六千七百八十四人で二・一八倍と、五県で最高の伸びとなっている。

 岡山県も十五日現在の全県投票者を集計し、一万四千三百八十六人と一・五八倍。十五日現在で十二市町を抽出した島根県は千八百二十四人で二・〇二倍、四市の十八日現在を集計した鳥取県は、三千七百八十四人で二・〇九倍となった。

 不在者投票は一九九八年六月から、レジャーなどの理由でも投票可能となり、投票時間も三時間延長された。広島県選管は「公選法の改正後、三回目の国政選挙となり、有権者に浸透してきたのでは」とみる。

 一方、各陣営は投票率に強い関心を寄せる。山口の自民陣営は「山口きらら博があり、事前に投票する人も多いだろう。小泉人気で投票率は上がる」と予想。岡山の民主陣営は「政治への関心が高まっている証拠。小泉人気の風向きが変わりつつあり、無党派層に食い込みたい」と意気込む。

 島根の陣営の中には、「比例代表への非拘束名簿式の導入で、関係団体が働きかけを強めているのでは」との見方も。鳥取の各陣営は「投票率が上がれば、うちが有利」と口をそろえる。


MenuTopBackNextLast