小泉内閣発足以来、初の国政選挙となる第十九回参院選は、二十九日午前七時から、全国一斉に投票が開始された。小泉純一郎首相が掲げる「聖域なき構造改革」に、有権者がどのような判断を下すかが注目される。
六議席を二十四人が争った中国地方五選挙区では、計約五百九十五万人の有権者が審判を下す。広島市中区の本川小学校体育館に設置された投票所では、午前七時の投票開始前に、二十数人が並び、関心の高さをみせていた。有権者は、選挙区と比例代表の二枚の投票用紙を受け取り、意中の候補者や政党に一票を投じていた。
市選管の本川投票区投票管理者によると、前回の国政選挙に比べ、投票開始時に二倍以上の有権者が待機するなど、かなり出足が好調という。年代も若者から高齢者までほとんど、途切れることなく訪れ、記載台に向かっていた。
朝の涼しいうちにと妻と投票に訪れた会社員(41)は「ムードに流されず、暮らしを良くしてくれそうな人に投票した」と話し、女性(66)は「選挙はほとんど棄権したことはないが、今回はとても興味がある。高齢者にやさしい制度や国をつくつてくれそうな人と党を選んだ」と期待を寄せていた。
投票は四千九百十六カ所で一部を除き午後八時まで行われ、即日開票される。新たな議席は三十日午前零時前後に判明する見通しだが、非拘束名簿式が導入された比例代表の開票作業は未明までもつれこみそうだ。
【写真説明】幅広い年齢層がひっきりなしに訪れる、本川投票区の投票所(午前9時半ごろ、本川小)
   
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