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中国地方の市区町村選管で二十九日夜から三十日早朝にかけて、参院選の開票トラブルが相次いだ。比例代表の開票作業のために導入したオンラインシステムや、投票用紙の読み取り機への対応の不備もあり、確定票の発表は広島県が午前六時二十五分と予想より二時間二十五分遅れ、他の四県も四十五分から一時間半遅くなった。
非拘束名簿式を導入した比例代表で疑問票が予想以上に発生し、判定に時間がかかった。
呉市選管は比例の開票率が九五%を超えた午前二時半になって、約二千九百票の疑問票の審査が難航。市の審査班が無効とした票を、立会人が有効とするケースもあり約二時間遅れた。
広島市西区、安佐南区、岩国市、大田市などでも、比例疑問票の判定に時間を要し、終了時間が一〜三時間、予想より遅れた。
島根県多伎町では、非拘束名簿式に対応するため導入したオンラインシステムが誤作動し、開票が四時間二十分遅れた。県選管に比例の得票数を送信した際、一部の案分票の端数が表示されなかったため、県選管の指摘で再確認し修正した。事前にソフトを入力した際のミスが原因だった。
江津市選管では、作業のスピードアップのために新型の票の読み取り機を導入したが、機械が出す疑問票を判別する審査係の数が足りなかった。
三十七人の不在者投票が投票箱に投入されず、不受理扱いとなった広島県安芸津町選管は三十日、原因を調査。町選管の職員が封筒から投票用紙を取り出す際に確認を怠ったためと分かった。町選管はミスが起きた投票所管内で不在者投票した七十六人全員に謝罪することを決めた。
選挙区と比例代表の投票用紙が、二百九十五人の有権者に間違って渡された小野田市選管は三十日、該当する有権者の家を、市選挙管理委員らが謝罪して回った。
   
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