多々羅大橋   たたらおおはし(1480メートル) 


橋げたへかけ渡したケーブルが、巨大な白鳥の羽を思わせる多田羅大橋。工事はほぼ終わり、開通へ準備は万全
世界一の斜張橋

 世界一の斜張橋は舗装が終わり、ほぼ完成していた。目の前に世界で三番目に高い二百二十六メートルの主塔がそびえ建つ。視線を九十度近く上げないと見えない塔頂。そこまでエレベーターで昇った。「く」の字形構造のため、エレベーターの床板の角度が、途中で切り替わる。高所恐怖症の記者の首筋から冷や汗が垂れた。

 約二分後に到着し、デッキに登った。壮観な景色だが、足がすくむ。石鎚山系、伯方島沿岸では、海砂を採取していると思われる船が目に入る。三原の造船所も見える。公団は、開通後、イベントなどで塔頂の一般公開も検討している。塔頂を降りて愛媛県上浦町側に足を進め、橋長千四百八十メートルもクリア。広島と愛媛の県境を初めて歩いた興奮と塔頂に昇った恐怖が、余韻として残った。



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