'99.10.16  
    '99しまなみ大学シンポ 

'99しまなみ大学シンポ 世代超え伝承の舞

太鼓踊り(尾道)と継ぎ獅子(今治)実演

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ステージいっぱいに広がり、舞を披露する吉和太鼓踊保存会のメンバー
 祭りの舞台実演で、会場は沸き返った。尾道市の吉和太鼓踊保存会(小倉八郎会長)が演じるリズミカルな太鼓踊り、今治市の阿方獅子舞保存会(渡部武久会長)が披露するスリリングな継ぎ獅子(じし)。観客は、瀬戸内しまなみ海道の両起点に伝わる舞を堪能し、惜しみない拍手を送った。

 「ヤー」「ハー」と、威勢のよい声を上げる太鼓踊保存会のメンバーは、小・中・高校生を含む六十人。青の法被に赤い花柄の手甲を付けてステージいっぱいに広がる。一定のリズムで大小の太鼓を打ち鳴らしながら、約二十五分間舞い続けた。

 呉市東鹿田町、無職土本勝美さん(73)は「巧みで、流れるような身のこなしに感動した」。保存会の小倉会長は「地域が誇りを持って伝承している踊りを、力いっぱい披露できた。多くの人に楽しんでもらえたはずだ」と、舞台で保存会員を見守った。

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大人3人と子ども1人が縦に組む「四継ぎ」約5メートルの高さで、小学生が舞う
 続いて、登場した獅子舞保存会は四十四人。男性の肩に別の男性が立ち、さらにもう一人が加わって三段に組んだ上で、獅子頭(ししがしら)を付けた小学一年生が扇子を持って両手を広げる。高さは約五メートルになる「四継ぎ」。子どもは、三段目の男性の頭上にも立ち、会場はどよめいた。

 尾道市久保三丁目、主婦尾田加世子さん(63)は「子どもの参加は、伝統がしっかり受け継がれている証拠。地域の一体感が伝わってきた」と感激。獅子頭を演じた今治市立乃万小一年の小沢優樹君(6つ)は「楽しいよ。お客さんがいっぱいだったので張り切った」と笑顔を見せた。

 しまなみ海道沿線二十市町村の祭りのスライド紹介では、広島県御調郡向島町の「住吉祭りの曳船(ひきぶね)」や愛媛県越智郡大三島町の「産須奈(うぶすな)大祭」などの写真が相次いで映し出され、観客は概要説明のナレーションに聞き入っていた。


    海道のまつり 

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