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JT優勝届かず 全日本バレー '09/12/21

 バレーボールの天皇杯・皇后杯全日本選手権最終日は20日、東京体育館で男女の決勝があった。JTはパナソニックにフルセットの末2―3で敗れ、2大会ぶりの優勝を逃した。パナソニックは大会が全国予選方式に変更後、3大会目で初優勝。

 第1セットを25―19で先取したJTは、2、3セットを奪い返されたが、第4セットを31―29で制して2―2に。第5セットも粘ったが、13―15で力尽きた。

 女子は久光製薬が初優勝を狙うデンソーを3―2で下し、現方式では初優勝を遂げた。前身の全日本男女選手権を含めるとパナソニックは11大会ぶり2度目、久光製薬は3大会ぶり2度目の制覇。(下手義樹)

 ▽力の勝負 粘りあと一歩

 わずかの差で栄冠を逃したJTだったが、これまでとは違う力強さを披露した。日本代表の主力、清水、福沢たちを並べるパナソニックと、最後まで力勝負を演じ切った。

 一度は主導権を明け渡した。第1セットを先取し、迎えた第2セット。19―14とリードしながら6連続失点して奪われた。続く第3セットも失い、第4セットも20―23。

 あっさり土俵を割っても仕方がない状況から粘る。主砲ゴメスだけでなく、国近、甲斐の両レフトが得点を重ね31―29とひっくり返し、フルセットまで持ち込んだ。

 結局は敗れたものの、ゴードン監督は選手の健闘をたたえた。「惜しい試合だった。今大会は90点の出来。課題のサイド、センターを使って得点できたし、攻撃的なサーブも打てた」と振り返った。

 攻撃が分散したことで、準々決勝でサントリー、準決勝では2連覇を狙う東レを退けた。司令塔の井上は「多くの攻めの形を表現でき自信になった」と振り返った。

 当然、悔しさは残る。ただ、悔しさをぶつける舞台はすぐに訪れる。プレミアリーグは26日に再開。27日にパナソニックとの再戦が待つ。「チームにまとまりが出た。次は借りを返す」。徳元主将は前を向いた。(渡辺裕明)

 ▽国近成長 攻撃の要

 フルセット、2時間20分の激戦が終わった瞬間、国近は天を仰いだ。「悔しい試合」だったが、JTの新戦力として飛躍を遂げた大会となった。

 決勝はチーム3位の10得点。緊迫した場面でもスパイク、レシーブと仕事をこなした。「第1セットの打数は1だけ。もっと打っていかないと」と反省が口をついた。

 昨季、大分三好から移籍。「今大会は国近に打たせよう」とゴードン監督の方針通り、多くのトスが上がった。国近も期待に応えた。全4試合に先発し、準々決勝のサントリー戦から3試合連続2けた得点。攻撃の主力に定着した。

 「自信もついた。どんな球でも打てるよう、しっかりと練習していきたい」。23歳が今大会で大きく成長した。(下手義樹、写真も)

【写真説明】【JT―パナソニック】第2セット、JT・国近(13)のスパイクがブロックされ、11―10と追い上げられる




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