▽競技団体との連携手応え
20日まで沖縄県を中心に開かれた全国高校総体(インターハイ)夏季大会で、来年の国体開催を控える山口が好成績を残した。4年ぶりに優勝種目が出るなど、入賞数は昨年を大きく上回る31。岡山も過去最多タイの入賞91を記録した。広島は入賞が25で、ここ5年で最も少なかった。
山口は、自転車ケイリンの清水裕友(誠英)、バレーボール男子の宇部商、登山男子縦走の防府、卓球男子ダブルスの平野友樹・吉村真晴組(野田学園)が優勝。入賞は昨年の19から31へと上積んだ。
山口県高体連の原井進理事長は「地元国体に向け、高体連だけではなく、競技団体と一体となった強化が実りつつある」と手応えを強調。自転車の清水は1年生、卓球の吉村は2年生。好成績を残した下級生が多いのも、来年以降の好材料だ。
岡山の活躍も光った。入賞91は国体があった2005年に並ぶ。陸上や重量挙げなど得意競技で着実に成績を残した上、セーリングで初、競泳でも5年ぶりの入賞者が生まれるなど各競技で力を発揮した。
岡山県高体連の蒲地直志理事長は「国体後も競技団体と協力して指導者やジュニアの育成を続けている。安定した成績を残す土壌ができているのではないか」と話す。
広島は山口、岡山とは対照的だった。陸上男子5000メートル競歩の西塔拓己(広島商)とソフトテニス女子団体の翔洋が優勝したものの、入賞は昨年より一つ少ない25。4年前に比べ16も減った。
県体協や競技団体と一体となった競技力向上への取り組みも進むが、結果に結びついていない。広島県高体連の宮本賢一理事長は「入賞と紙一重の競技も多かった。底辺を広げることが大切」と、競技人口の拡大がレベルアップにつながるとの見方を示した。(貞末恭之)
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