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'12/2/12

【ボクシング】フライ級の新本、準優勝 全日本女子アマ


 アマチュアボクシングの全日本女子選手権最終日は11日、広島市中区スポーツセンターで各階級の決勝があった。ミドル級は、お笑い芸人からロンドン五輪を目指す山崎静代(よしもとクリエイティブエージェンシー)が優勝し、五輪出場枠を争う世界選手権(5月・中国)の代表に選ばれた。

 ミドル級のほか、フライ級、ライト級で世界選手権代表選考を兼ね、ライト級を制した釘宮智子(平成国際大)が代表に決まった。

 フライ級は昨年の国際大会で優勝1回、準優勝2回の新本亜也(IBA、広島・広陵高出)が、箕輪綾子(フローリスト蘭)に17―20でポイント負けし、優勝を逃した。

 日本ボクシング連盟は、国際大会の実績や知名度などから新本を世界選手権代表の最有力候補とし、3月のアジア選手権(モンゴル)まで代表決定を持ち越した。優勝した箕輪がアジア選手権で3位以内に入れば世界選手権に出場する。

 ▽「情けない」 涙止まらず

 フライ級の新本は大粒の涙を流し、口元を震わせながら声を振り絞った。「相手が強かったんだと思います」。主導権を握れず、地元で女王の座を逃した。

 開始直後、右利きの箕輪がサウスポーの構えを見せた。「作戦にはまってしまい、冷静な判断ができなかった」と新本。持ち味のスピードを生かせず、不本意な打ち合いに応じた。国内での敗北は2009年大会のバンタム級以来。その時も箕輪に負けた。

 大会前から「調子は万全」と繰り返し、自信に満ちていた。母校広陵高でのスパーリングで、拳を交えた男子高校生が鼻血を出すほど切れのあるパンチを連発。それでも、国内大会で過去4度の優勝を誇る箕輪が一枚上手だった。

 世界選手権の代表決定は持ち越された。「勝って選ばれたかった。情けない」。ふがいなさからか、涙は止まらなかった。夢のロンドン五輪へ道はまだ閉じていない。「チャンスが巡ってくると信じる」と言い聞かせるように答えた25歳。ゼロからの再出発を誓った。(小山顕)

【写真説明】4回、左ジャブで箕輪(右)を攻める新本(撮影・今田豊)




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