
| アマスポーツNOW |
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第2部 部活の現状 3 | レジャー志向 |
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| レジャー部として活動している西条農高バドミントン同好会 |
| 勝敗より楽しさ追求 |
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スポーツの目的は競技力を高め、試合に勝つことだけではない。厳しい練習を嫌い、楽しみながら体を動かすことを求める生徒も増えてきた。「部活」よりも「同好会」に流れる大学生と同じ傾向が今、高校生でも現れ始めている。
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東広島市西条町。野球、陸上など全国レベルの競技部を持つ西条農高バドミントン同好会は、競技力を追わないレジャー部として活動している。練習は週に一、二回。学校から約二`離れた東広島運動公園体育館で約二時間行う。けがを防ぐため、最初の約三十間、ランニングや準備体操をするほかは、部員同士が楽しくシャトルを打ち合っている。練習らしい練習は、ほとんどない。
同好会ができたのは昨年春。生徒の要望がきっかけに、前任校で九年間バドミントンの指導経験を持つ高谷佳央教諭(42)が顧問を務めることになった。しかし、生徒の考えを聞いて驚いた。「練習してうまくなりたいのではなく、楽しめればいいということだったんです」。大会出場にも全く関心を示さない生徒たち。「せめて生涯スポーツとして続けられる技能は、身につけよう」と、高谷教諭は部員にハッパをかけている。
| 大会にも興味示さず |
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部員は女子生徒ばかり六人。ほとんどが文化系クラブと掛け持ちしている。一年生の生徒は「部活動以外にも、やりたいことはたくさんある。運動はこれくらいがちょうどいいと思う」と不満はない。高谷教諭は「最近の生徒はしんどいものや、きついものを敬遠する傾向がある。指導者としては、物足りないですが…」と苦笑した。
広島市安佐北区の祇園高には、ハイキング同好会がある。顧問の加藤威海教諭(66)は、県山岳連盟の広報担当。高陽高にいた時代には、何度か生徒を全国大会に導いた。「競技部として活動したい気持ちはあるが、それでは生徒が入ってくれない。まずは山の楽しさを知ってもらうおうと、同好会をつくった」と言う。
月に一度、弁当を持って県内の山に登る。「競技希望者も出るかなあと思って待ってはいたが、六年間で一人も出なかったですね」と加藤教諭。逆に、部員たちと山登りを楽しんでいく中で、「山は競技だけではない」と、再確認したと言う。「生徒を見ていると、山岳競技に限らず、こういったレジャー的な部活動のニーズは、今後も増えていくと思う」。加藤教諭は、新年度もハイキング同好会として活動していくことを決めた。