
| アマスポーツNOW |
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第2部 部活の現状 4 | 受け皿不足 |
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| けいこに励む暁柔道スポーツ少年団の選手。柔道部のない中学へ進学する子も多い |
| 進学先に部が存在せず |
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「エイ、ヤー」。夜の武道場に、元気な子どもの掛け声が響く。徳山市の暁柔道少年団は、山口県内の柔道スポーツ少年団で最も長い三十六年の歴史を持ち、数多くの国体、インターハイ選手を輩出してきた。
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現在は、幼稚園児から小学六年生まで三十六人が在籍し、週二回けいこを続けている。競技力も高く、現在の六年生の男子は、二年前の全日本武道錬成大会でベスト16に入った。「前途有望な選手ばかりなんです」。団長の森次定義県柔道協会常任理事(60)の指導にも熱が入る。
しかし、この子どもたちの前には、非常に深刻な問題が横たわっている。「市内の中学校の柔道部が次々と廃、休部になり、柔道を続けるのが難しくなっているんです」と森次団長。現在、市内十四校中、柔道部があるのは四校のみ。部のない学校に進学する子供の中には、柔道をやめてしまうものも少なくない。
| 競技継続 断念する子も |
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少年団の四人の六年生が今春から入学する中学も、休部状態にあるという。子どもと保護者から相談を受けた森次団長は、昨年夏から校長と話し合いを続けてきた。大会引率の約束は取り付けたが、どのような活動になるかは未定という。六年生の一人は「将来は柔道の先生になりたい」と夢を語った。「子どもの夢を守っていくためには、学校の協力がなければ」と森次団長はため息をついた。
女子のミニバスケットボールが盛んな出雲市でも、受け皿不足は深刻化している。小学校では市内の十四校で活動しているが、公立中学で部があるのは六校中一校だけ。「やめてしまう子もいるし、高校でもう一度やるために、他の運動部に入る子もいます」と、同市のミニバスケット教室の三木恭二監督(49)は説明する。中学校側に部創設を働きかけているが、施設の問題がネックとなり、見通しは厳しい。
今月末に東京で開かれるスポーツ少年団の全国大会には、同市の神戸川小が出場する。その主力メンバーの一人は、進学先に部がないため、大会を最後にバスケットをやめる。「本当はやりたい。部があればいいと思うけど仕方ない。中学で部に入るかどうかは決めてない」と、心情を口にした。
中学校では運動部減が進み、小学校、高校に部があって、中学にはないという競技は年々増えている。「中学生といえば、もっとも技術の身に着く三年間。それだけに残念です」と三木監督。部活を選ぶ自由は、今後も狭まっていく。