
| アマスポーツNOW |
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第2部 部活の現状 5 | クラブ流出 |
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| 1市2町の31中学校から生徒が集まっている広島大河FC |
| 競技の場 子どもが選ぶ |
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「学校から出場しているが、上位選手のほぼ全員がスクールで鍛えられた選手ですよ」。広島県水泳連盟の朝倉正三常務理事(53)は全国中学大会を例に挙げ、断言した。
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水泳のほか、体操、柔道なども同じ状況にある。大半が、学校に部がないためだ。「個人登録で大会に出る選手は、増えてきている。部がなくても好きな競技はやりたいという意識の現れ」と、県中体連関係者は口をそろえる。
社会体育でスポーツをする一番の理由は、「うまくなりたい」という生徒たちの願望である。クラブチームが多いサッカーは、高い指導を求めて入部する生徒がほとんである。
「サッカー部はどの学校にもある。それでもクラブを選ぶのは、子どものニーズが多様化してきたということ」。四月に「MUNE広島フットボールクラブ(FC)」を旗揚げする宗政潤一郎さん(42)はそう分析した。
同FCに入部を予定する中学二年のA君は、広島市内の公立中のサッカー部に所属していた。しかし、顧問の教諭は、指導はおろか練習にも姿を見せなかった。「きちっとした指導者のもとで、サッカーを教えてほしいから」。希望する環境は、学校にはなかった。
| 登録問題が活躍制限も |
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中学一年のB君は、顧問に不満があったわけではない。しかし、練習には疑問を感じていた。「上級生中心のメニューだし、下校時間が決まっていたので、三十分しかできない日も珍しくなかった」。父親(44)も「学校がしっかりやってくれるのが理想だが、子どもの夢のためには、ある程度負担してやるのは仕方がない」と言う。
クラブに所属する生徒にとって、最大の悩みは大会出場の問題である。水泳などの個人競技は、学校の承諾と教員の引率があれば、中体連、高体連主催の大会に出場できる。しかし、サッカー、野球は二重登録を禁じられており、クラブ登録すれば出場できない。
中学二年のC君は広島大河FCのジュニアユースに所属し、週三回練習に通っている。クラブの練習日以外は、学校のサッカー部で汗を流しているが、試合には出られない。「学校の試合にも出たいと思うけど、学校のレベルは望んでいるものは違うから」。C君に後悔はない。
同FCの浜本敏勝総監督(55)は、社会体育へのニーズは今後も増えていくだろうと予想している。「子供のニーズに、学校は対応できなくなってきた。どこで、どのレベルでプレーをするか。スポーツも子供が選ぶ時代がきている」