
| アマスポーツNOW |
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第2部 部活の現状 9 | 引 率 |
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| 教員引率によって大会に出場する選手が多い水泳(1月の西日本新春水泳大会) |
| 部・教員減 出場機会失う |
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今月十四日に広島市内で開かれた広島県中体連理事会。本年度の大会報告の中で、理事の一人が「スキーの県選手権に、広島市内の中学で学校側が教員引率をしなかったため、大会に出場できない選手がいた」という事実を明かし、問題視した。
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三選手のうち一人は出場したものの、中国大会には引率がつかず辞退した。大会運営にかかわった県中体連スキー専門部の沖田敬治委員長(39)は「チャンスを奪われる子どものことを考えれば、学校は何とかできなかったのかと思う」と、話した。
学校対抗を原則とする中体連、高体連主催の大会出場には、「教員の引率」が義務づけられている。水泳、体操、スキーなど、学校に部がないケースが多い競技は、この引率規定で生徒の出場が阻まれることも少なくない。県内のスイミングクラブの指導者は「大会前になると、校長に『引率を付けてください』と頭を下げに行く。それでも、だめなケースはある」と、苦悩を明かす。
引率については、「保護者、生徒から希望があれば、その都度話し合う」という前向きな立場を取る学校が多い。しかし、部のない競技の引率は、「原則として実施しない」という内規を定めている学校もある。
| 外部指導者で代替検討 |
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広島市内のある公立中の教頭(53)は「教員の旅費問題がある。引率に金を使えば、研究大会などへの教員の出張が減る。それに、顧問の部の面倒だけでも大変なのに、引率まで買って出るほど余裕のある教員もいない」と、学校側の事情を説明した。少子化による教員数減の影響で、こうした学校も増えているという。
そんな中、山口県中体連(田辺克己理事長)は、外部コーチの引率を検討し始めた。県内の中体連主催大会に限り、参加資格の中の「引率は当該校の校長・教員に限る」の項に、「原則として」を書き加える。これで県中体連が承認する外部コーチの引率を、市町村の教育委員会から委嘱された形で可能にしようというのである。
これなら万一、事故が起こっても、災害共催の給付対象になると、同中体連は説明する。「部数減が進む中で、引率希望者は増えていく。逆に、教員数は減っていくわけで、遅かれ早かれ、外部コーチの引率を認めなくてはならなくなる」と田辺理事長(44)。各県の中、高体連に、新たな対応が迫られている。