
| アマスポーツNOW |
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第3部 指導者の現状 1 | 教員配置 |
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| 小藤教諭(右)の指導で、練習に励む府中東高ウエイトリフティング部員 |
| 不在・偏り生み出す |
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少子化による生徒の減少に伴い、教員の数も年々減少している。 運動部活動の指導者の数も、同じように下降線をたどっている。し かし、その指導者が、学校現場で有効に活用されているかどうか は、多くの関係者から疑問が上がっている。「人事の際、教員配置 をもう少し考えてもらえたら」と言う声も、少なくない。
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「あの人事が発表された時には、正直驚きましたね」。広島県ウ エートリフティング協会の真野正副会長(58)は、今でも納得のいか ない表情を浮かべる。一九九六(平成八)年春、真野副会長には一 つの希望があった。広島工高、広工大と競技歴のある小藤修宏教諭 (26)が、教員採用試験に合格。指導者が一人増えることになったか らである。
当時、県内で専門指導ができる高校の教員は、府中東高の松井雅 和教諭(40)ただ一人。部を持つ広島工高も、指導者不在に悩んでい た。「小藤先生も母校での勤務を希望されていたし、協会としても 県教委にお願いしてきた」(真野副会長)
| 「専門外」の顧問就任も |
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しかし、期待もむなしく、小藤教諭の赴任先は、広島工高ではな く、府中東高に。県内にたった二人しかいない指導者が、同じ学校 で勤務することになった。
以来四年間、同校では二人の教員が指導に当たっている。「縁が あれば、母校で指導したいとも思いますが」と、心境を口にする小 藤教諭。松井教諭は「二人が違う学校にいる方が、底辺拡大にはつ ながるでしょう」と言う。
広島県内のある公立中では今春まで、陸上の専門指導者が四人集 まっていた。その中の一人、A教諭(40)は九八年に同校に赴任。前 任校では十五年間、陸上の指導をしてきたが、同校では一年目が水 泳、二年目が野球と未経験の競技の顧問についた。
「一つの部に四人の顧問をつければ、他の運動部の顧問が回らな い」という学校側の事情。「陸上の指導をしたいのは、当然のこ と。ただ、この状況の中では、自分のわがままは言えませんから」 と、A教諭は言う。その一方で、隣接学区の中学校の陸上部は、指 導者不在で三年前に活動を休止した。
「ほかにも専門の指導力のある先生が、部のない学校に転勤にな るケースもある。少ない指導者を有効に活用できているとは、言い 難い状況にある」と、広島県中体連は説明する。指導者不在と指導 者の偏り。今春も、多くの学校現場で問題は表面化している。