
| アマスポーツNOW |
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第3部 指導者の現状 2 | 後継者不足 |
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| 指導者の高齢化、後継者不足に悩む陸上。大会運営に支障が出ているケースもある(99年6月の中国高校陸上) |
| 大会運営への支障危ぐ |
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子どもの数が減れば、教員の数も当然、減らさなければならな い。新採用が抑えられた影響で、部活動の現場から若い指導者の姿 が消え始めている。「指導者の高齢化と後継者不足は、うちの抱え ている一番の問題です。まあ、陸上に限った話ではないでしょう が」。岡山県中体連陸上競技部の荒井太理事長(44)は、迷うことな くそう答えた。
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体育の新採用の教員がほとんどない状況が続き、練習会、大会に 集まる教員の顔ぶれは十年前とほとんど変わらないという。運営に 携わる主要メンバーは、三十代後半から四十代半ば。「管理職にな った先生にも、審判長をお願いすることもある」(荒井理事長)。 状況は年々、深刻さを増している。
この先十年をどうするか。大会などで教員が集まるたびに、いつ も議論してきた。専門部の中心になるべき二十代の教員はわずか十 人前後と少なく、大会運営に今後、支障が出る可能性は否定できな い。「学校の教員だけでは、指導も運営も難しくなる。これまでは 競技選手を育てることばかり力を入れてきたが、これからは中学生 に対しても将来、指導者になってもらうようなアプローチをしてい かなくてはならない」。荒井理事長は、ため息をついた。
| 進む高齢化 打開策なく |
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鳥取県高体連の陸上競技部も、高齢化は深刻である。現在、県立 高の陸上専門の指導者で、二十代は一人、三十代は二人という状 況。「ほとんどが四十、五十代。十年後にどうなるか、危機感を感 じている」と、中原利幸専門委員長(55)は不安を口にする。
高体連単独での大会運営は難しく、県陸協や中体連の協力 をあおいでいる。相互協力しているため、大会の世話をする教員や 関係者は毎週出なくてはならなくなり、負担は大きくなった。「指 導者の減少を考え、合同練習会なども行っているが、若い先生が増 える可能性がないことを考えると、抜本的な解決法はない」と、中 原委員長。社会体育への移行を唱える指導者も声も年々、大きくな っていると言う。
同じように指導者、後継者不足に悩む岡山県高体連フェンシング 専門部は、三年がかりで一人の教員を口説いてきた。競技経験があ りながら、指導歴のない教員を個別に交渉し、部がある学校へ転勤 願を出すよう説得。一方、専門部と協会も県教委に陳情を繰り返 し、部を持ちながら指導者が不在だった光南高への異動が今春、決 まった。
同部の坂本雅信委員長(49)は言う。「新採用が望めない以上、経 験者を探す地道な作業も大事だ。後継者がいないと、競技は続きま せんから」。関係者の危機感ばかりが、大きくなり続けている。