
| アマスポーツNOW |
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第3部 指導者の現状 8 | ボランティア |
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| 教員が自費で購入したパソコンやプリンターなどを持ち寄り、大会運営をする広島県高体連の卓球専門部 |
| かさむ顧問の金銭負担 |
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部活の顧問は職務なのかか、ボランティアなのか―。多くの指導 者は、部活の位置付けと、顧問の立場のあいまいさを指摘する。
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中高校の教員は何らかの部活を担当するケースがほとんどだが、 勤務時間外の指導について校長は職務命令ができない。「教員の自 発的業務」(広島県教委)となる。「自主的とは言いながら、(実 質的には)業務命令。顧問になるのは、形の上では平等だが、する しないは教員の考え方次第。一生懸命やっても評価されない」。岡 山市内の中学教員(44)は、矛盾点を語る。
教員には「時間外手当という概念はない」(同教委)。平日の部 活は、遅くまで練習しても手当は付かない。文部省は「勤務時間を 一律に決めることは、教員の特殊性からなじまない」とし、全教員 に基本給の四%相当額を教職調整額として支給。包括的に超過勤務 分を保証しているものの、「実態にそぐわない」と、広島県教組は 言う。
| 教師間にも認識の差 |
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休業日の土、日曜日などの練習については、校長が認めれば特殊 勤務手当が付く。広島県内の公立中高校では、四時間以上で一日千 二百円。学校体育団体などが主催する大会に引率する場合は、同様 に千七百円となる。
顧問の金銭負担は、こうした手当では穴埋めできない場合が多 い。初めて登山を担当した教員は、テントやシラフなどの装備をそ ろえなければならず、二、三十万円の個人負担になる。中国高体連 登山専門部の杉山貴文委員長(45)は言う。「インターハイでは、現 地でバスの便がなければ、タクシー移動。大会用の装備も必要にな るが、どこからも金は出ない。県内大会を含め、年間十万円程度は 自分で出すようになる。登山の顧問は、転勤すると三分一がやめ る」
全国中、高体連が主催する大会は、学校や自治体などから宿泊、 交通費の補助がある。競技団体が主催する大会は、基本的に自己負 担。広島市内の強豪校の球技顧問(48)は「インターハイ、全国選抜 大会、遠征試合を含めると、年間十七、八万円は持ち出している 」。生徒会予算から出る部費も、少子化で減る一方。自費で打撃マ シンなどの練習器材を購入する顧問もいる。
「部活に力を入れる、入れないは、管理職次第」(ある高校教 員)。教員の部活に対する考えも、温度差が大きい。熱心な教員 は、冷たい目で見られることも少なくない。島根県のある登山部顧 問は「命がけの任務なのに、『好きでやっているのでしょう』など と、暴言も少なくない」と、同僚の無理解を嘆く。=第3部おわり