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 第4部 変わる部活 4 合同チーム


変わる部活
合同チームを組んで大会に出場した高陽東高と大竹高サッカー部

貴重な試合機会を提供

 「単独校による学校対抗」。学校スポーツの大会における一つの 原則が、少子化という時代の流れの中で変わりつつある。

 ラグビー、サッカー、駅伝などの競技で、一校単独ではチーム編 成できず、大会に出場できない学校が激増。その対策として、複数 校による合同チームの大会出場を条件付きで認める動きが今、中国 地方でも出始めている。
≪メ  モ≫
鳥取県スポーツ振興審議会運動部活動調査
(98年10月、県内の 中、高校の校長、運動部顧問を対象。数字は%)
◆複数校による合同チームの大会参加について
 中学
校長
中学
顧問
高校
校長
高校
顧問
賛成14.322.633.334.3
条件付き賛成50.046.551.946.3
反対35.730.814.819.4

 大竹高サッカー部は昨年十一月の一年生大会に、高陽東高との合 同チームで出場した。当時、大竹高の部員は七人。この年から県高 体連のサッカー専門部は、合同チームの出場を認めていた。三宅豊 監督(38)が相手を探し、部員九人の高陽東高と組んだ。

 試合前に、二度ほど合同練習を実施。大会では、初戦を突破し た。「試合ができることで、生徒の練習に取り組む姿勢も変わり、 生き生きとなった」と、三宅監督は振り返った。

部員不足…容認の動き

 合同チームの大会出場は、同専門部の懸案事項だった。九八年十 二月の広島地区総会で正式に議題に上り、同地区の技術委員会が規 約の変更を検討。昨年四月の総会で、「出場前に最低一度は、合同 練習を実施する」「出場は中国、全国大会につながらない一年生大 会に限る」という条件付きで認めた。

 三宅監督は「指導者同士の意思疎通と、生徒がどれだけ納得して やるかが、成功するかどうかのカギ」と言う。

 山口県中体連は二年前から、軟式野球、バレーボールなど団体六 競技に限り、主催大会への合同チームの出場を認めている。各支部 大会では出場が報告されていたが、厚狭中と埴生中の男子バレーボ ール合同チームは今春、地区予選を突破。五月十四日の県大会に初めて出 場した。

 厚狭中の部員は二十四人。同中体連は競技力向上を目的に合同チ ームを組む学校が出てくることを危ぐし、対象は単独でチームを組 めない学校に限っている。今回の合同チームは、部員が二人しかい ない埴生中の救済処置として認めた。

 厚狭中の長谷川浩史監督(31)は昨年、光市の浅江中時代にも合同 チームを作り、大会に出場した。長谷川監督は「少子化は続き、単 独で大会に出られない学校は増えてくる。生徒たちに多くの試合を 経験させるためにも、合同チームは増えていくべきだ」と、力を込 めた。


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