
| アマスポーツNOW |
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第4部 変わる部活 7 | 増える外部コーチ |
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| 山口県中学校春季体育大会(東部)の卓球でベンチ入りし、桑山中の選手に指示を出す外部コーチの内田さん(右端)と山田教諭(左端) |
| 指導者不足の解消狙う |
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中、高校では部活の指導者不足を補うため、外部コーチの活用が 進む。
文部省は一九八八年から、運動部への指導者派遣事業をスタート させた。中国地方各県も、国の補助を受けて実施。各学校が外部コ ーチを探し、校長などの申請で、指導者のいない部に派遣してい る。
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年間の派遣枠は各県独自に決め、中国地方では二十七人―六十 人。派遣回数は年二、三十回程度で、一回三千―六千円余りの謝金 を出している。要望は年々増え、応じ切れない状態だ。
ボランティアの外部コーチも増える。山口県中体連はいち早く、 八五年から登録制にした。各競技専門部の判断で県内大会のベンチ 入りを認めた。現在では県派遣を含め、年間約二百五十人が登録。 山口県教委は「県内の五七、八%の中学が外部の支援を受けてい る」という。他県の中体連も同様に導入している。
外部コーチは、退職教員やOB、地域の競技経験者など多彩。国 際ライセンスを持つ外国人もいる。岡山県中体連の原裕理事長(44) は「技術の高いコーチを入れることで、顧問の資質向上になる。専 門の先生がいる場合でも、『さらに強くしたい』というケースもあ り、導入理由は二極化している」と話す。
| 中学大会 ベンチ入りも |
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日本中体連も二年前、全国大会でのベンチ入り(一部競技を除 く)を認めた。保護者やコーチによる大会引率も検討。「地方から 進んでやってもらえれば」と前向きな姿勢を見せる。
全国高体連は、教職員以外のベンチ入りを認めていない。社会体 育への依存度が高い体操や水泳などから、強い要望はあるが、「勝 利至上主義に走る可能性もある」と慎重だ。
教育的配慮で、教員とトラブルになるケースもある。山口県中体 連の田辺克己理事長(44)は「部活の目標は勝つことだが、目的は人 間づくり。安易に導入しても、指導方針が合わないこともある」 と、問題点を指摘する。
防府市の桑山中は三年前、卓球センターなどを経営する保護者の 内田保明さん(48)に、卓球部男子の指導を依頼。昨年、初の全国大 会出場を果たした。顧問の山田哲也教諭(38)は中学時代に経験はあ るが、指導歴は浅い。「分からないまま指導するとストレスがたま る。内田さんに見てもらうとすっきりする。私を立ててくださり、支 えになっている」と感謝する。
内田さんも「生徒のやる気とか、教育的な指導を十分されている ので、指導しやすい。先生も熱心に技術を吸収される」。卓球好き を増やす目標も一致。「うまい具合に連携が取れています」(山田 教諭)。