
| アマスポーツNOW |
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第4部 変わる部活 8 | 外部コーチ実践例 |
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| 部員のレベルに応じた指導を進める倉敷南中の金本コーチ(左) |
| 無理のない指導に評価 |
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「中学生を教えるのは、難しい。常に試行錯誤していますね」。 倉敷市の南中体操部には、専門指導できる教員がいない。部員の面 倒を見ているのは、実業団の河合楽器で選手、コーチとして活躍し た金本誠さん(38)。外部指導者として同校に訪れるようになって、 今年で四年目である。
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指導日は週三回。午後四時すぎ体育館に入り、約二時間、技術指 導する。危険のある競技のため、金本さんが来られない日は原則、 練習をしない。「時間が短く、満足いく練習が出来ているとは言い 難い。決してうまくなくても、生徒たちのレベルに応じた指導で、 体操を好きになってくれるよう心掛けている」と言う。
南中体操部は、県内でも強豪校として知られる。しかし、一九九 七(平成九)年春、専門指導できる顧問が異動となり、廃部の危機 に直面した。「OBからも、存続してほしいとの要望があった。そ こで外部指導者として、いい人材がいないか探した」と、佐藤誠校 長(59)。苦渋の選択が迫られていた時、OBを通じて、金本さんを 紹介された。
| 顧問との関係も良好 |
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佐藤校長が金本さんと面談した上で、指導を依頼。金本さんも 「子どもたちが体操できる場を守れるなら」と、引き受けた。佐藤 校長は「教育現場を知らない人物を学校に入れることに、多少の不 安はあったが、全くの杞憂(きゆう)だった。顧問と連携を取りな がら、うまく進んでいる」と話す。
外部指導者の中で比較的多いのが、退職した教員に依頼するケー スである。広島市南区の段原中女子バレー部は昨年から、元教員で 県中体連バレーボール専門委員長を務めていた宮野洋三さん(61)を 外部指導者として招いた。
同バレー部は専門指導者不在が続き、昨年まで三年連続で顧問が 変わっていた。保護者を通じて状況を聞いた宮野さんが、自ら学校 に指導を申し出た。「教育現場を知っている方なので、安心です。 無理な指導もない」と、顧問の貞盛和弘教諭(54)は言う。
指導するのは、学期中は週一、二回。それでも競技力は上がり、 昨年のチームは中国大会に進出した。専門委員長時代、外部コーチ の導入を進めた経験を持つ宮野さんは「外部指導者のニーズは、高 まると思う。ただ、顧問とコーチの主従関係をはっきりさせない と、トラブルも起こりうる」と、警鐘を鳴らしている。