
| アマスポーツNOW |
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第5部 組織と周辺 2 | 参加者負担 |
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| 大会数の見直しか、参加料の徴収か。中体連は厳しい選択を迫られている(広島県中学校選手権から) |
| 運営費確保 最後の切り札 |
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資金不足に悩む中体連にとって、最後の切り札とも言えるのが、 大会参加料の徴収である。県レベルの大会に出場する選手から参加 料を取り、集まったお金を大会運営費に充てるもので、中国地方で は島根、岡山の両県がすでに実施している。しかし、義務教育内で の負担に抵抗を感じている教員、PTAは少なくはない。
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広島県中体連事務局は、今年五月の理事、評議員会で大会参加料 の徴収について意見を求めた。夏の選手権と県総体で、一人四百円 を徴収。これで年間五百万円近くが中体連に入る計算となり、広告 協賛金に頼っている大会運営を改善できると説明した。
理事会では「財政状況を考えれば致し方ない」との声が圧倒的だ ったが、各地域の学校長で構成する評議員会では「行政に補助金の 増額をお願いすべきだ」「経費を切り詰めれば対応できるのでは」 といった慎重論も上がった。
| 徴収に根強い慎重論 |
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事務局は再検討した上で、本年度中にも具体案を理事、評議員会 に示す予定。しかし、実施となるかどうかは、分からない状況とい う。
山口県中体連は昨年春の総会で、参加者負担を提案。県内の全学 校長に、賛否を問うアンケートをした。結果は、約三九%が校長が 反対の立場をとった。「義務教育なんだから無償という考え方が、 参加者負担を遠のけている。校長、PTA、組合など越えなくては ならないハードルは多いが、時代が変わったことも理解してもらわ なくては」。田辺克己理事長(44)は、徴収への強い意志を口にし た。
一方、岡山県中体連は一九六七(昭和四十二)年から、大会参加 料の徴収を開始。現在は一人三百円集めている。「他県と比べ、県 大会に出場させるチーム数や選手数を増やしている関係で、大会運 営費がかさむようになったから」と、原裕理事長(44)は導入の背景 を説明する。
昨年夏の県総体では、参加料収入が運営費の四七・二%に当たる 二百七十万円にも上った。他県が頼っている広告費はわずか七十万 円で、事務局が一貫して集めている。「これでも、決して楽な運営 ができているわけではない。参加料徴収の是非を語る以前に、それ なしでは運営はできないということです」と原理事長。
大会を減らすか、参加料を徴収するか。各県中体連の選択は、そ こまで追い込まれている。