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NTT再編


NTT再編
活動費半減の中でシンボルチーム昇格を目指し、練習に励むソフトテニスの女子

活動費・練習時間とも減少

 広島市南区にあるNTTの体育館。バレーボール(V1リーグ) の男子八人が、夜間練習する。試合形式の練習はできず、内容も限 られる。「技術面で不安や焦りがある。練習も空回りすることが多 い」。堀下武伯監督は、ため息をつく。

 昨年七月、NTTの分離・分割で、全国の旧11支社が抱えていた チームも、再編された。西日本は過去の実績などを基に、陸上(広 島)、野球(大阪)、ラグビー(同)、バレーボール男女(名古 屋、神戸)を本社直轄のシンボルチームとした。ソフトテニス(広 島)は、全日本メンバー(現在六人)をシンボル選手に認定した。

 その他約60チームは各支店管轄のサークルとなり、支店の福利厚 生費からの補助と社員のスポーツ後援会からの援助で活動を続け る。広島支店のバレー、ソフトテニス、野球は活動費が半減。「年 二、三回の合宿も、できなくなった」と堀下監督。野球とバレー は、主力選手二、三人がシンボルチームに抜かれた。

シンボル昇格に望み

 ソフトテニスの活動費は、陸上の四分の一。年間30大会のうち15 大会は、個人負担での出場を強いられる。女子チームは、大会出場 が業務扱いとなるシンボル選手の土、日曜日の時間外手当も部費に 繰り込む。

 サークルは、勤務時間外活動。シンボル選手は午後三時退社が認 められているが、女子は「チームの和」を考え、通常勤務後に練 習。練習時間は以前より一時間減った。

 旧中国支社時代は正午退社だった野球は、午後七時からの練習に なった。原則明監督(36)は「練習時間は二時間減り、今の力を維持 するのが精いっぱい。夜が遅くなり、体調管理に不安が出てきた」 と言う。

 西日本は本年度、約一千億円の赤字見通し。来年、再来年の新卒 採用はない。ソフトテニス女子の中本裕二監督(41)は「選手として のピークは二十四歳。三年間採用がなかったら、部は終わり。シン ボルになれば、補強できる可能性もある」と、昇格に望みをつな ぐ。マネジャーを兼ねる米本育代コーチ(25)は「選手は危機感を持 って、練習している。きついことにも耐え、勝ち続けるしかない 」。

 厳しい環境の中で、頼りはチームの結束力。原監督は「この一試 合、この一カ月を頑張ろうと、選手は強い気持ちでやっている。シ ンボルチームが出場できない都市対抗や日本選手権に出て、会社に アピールしたい」と、力を込めた。

 活動費半減の中でシンボルチーム昇格を目指し、練習に励むソフ トテニスの女子


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