
| アマスポーツNOW |
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第1部 現状リポート 4 | 学校開放 |
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| 夜間や土、日曜に限定されている学校施設開放。利用者が固定化しているとの声もある |
| 気軽な利用に手続きの壁 |
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各市町村のスポーツセンター、運動広場といった公共施設のほか に、地域スポーツの会場として利用されているのが学校施設であ る。開放については、ほとんどの自治体が「学校施設開放事業」と して取り組んでいるが、有効活用されているかどうかには疑問の声 も上がっている。
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教育県と呼ばれる山口県では、五十六市町村すべてで事業を実施 している。校庭を開放している学校は小学校で九〇%を超え、中、 高校でもともに八〇%を上回っている。
しかし、県教委が二十歳以上の県民を対象に実施した「スポーツ に関する意識・活動調査報告書」によると、利用法や開放校を知ら ない人が全体の三一・五%にも上った。「学校開放という言葉すら 知らない」と答えた二六・七%を加えると、全体の六割が認知して いないという結果に。実際に利用した人も、わずか九・四%にとど まった。
| 体協など「常連」固定化 |
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学校施設を利用しない理由として、「手続きが面倒」と言う声が 多い。広島市の場合、利用するためには、各学校ごとに設けられ、 市教委から運営を委託されている開放事業運営委員会に登録しなけ ればならない。しかし、登録は継続的に活動している団体に限ら れ、一時的な施設利用は認められていない。学区内の居住者に対象 を限っている学校もあり、登録には多くの制限が設けられている。
「登録しても希望した時に使えない」という指摘もある。開放は 平日の夜や土、日曜に限られているため、希望が重なるケースが多 い。すでに地区体協など常時利用している団体が優先的に時間を抑 えていることも多く、一般の人が入り込みにくい実態もある。「そ の結果、体協など利用者が固定化している傾向もある」と、市教委 は説明する。
しかし、学校側には「利用者に制限を付けるのは致し方ない」と いう意見が圧倒的だ。広島市内のある教員は「校庭にたばこの吸い 殻を捨てていくなど、モラルのない人もいる。教育施設である以 上、だれにでもというわけにはいかない」と言う。学校が地域スポ ーツの拠点となるには、多くの課題が残されている。