
| アマスポーツNOW |
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第1部 現状リポート 8 | 指導者 |
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| バンク利用者まだ少数 |
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文部大臣認定の指導者は全国で十万人を数え、「毎年一万人増え ている」(文部省生涯スポーツ課)。中国地方の各県もリーダー (指導者)バンクを設けて紹介しているが、利用者は少ない。
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広島市中区の広島県立総合体育館。地下一階の情報センターに、 県のバンクがある。登録者は千六百七十二人いるが、昨年度の問い 合わせは十二件。「PR不足で、まだ知らない県民も多くて…」。 担当の中本巧主任主事(32)は、寂しそうにファイルをめくった。
広島市教委も、独自にコミュニティースポーツリーダーを養成。 百八十一人が登録しているが、「市民からの派遣依頼はない」と開 店休業状態だ。
尾道短大の平松携教授(56)=スポーツ社会学=は「行政は名簿を 作るのが精いっぱい。養成はしても、活用するシステムがない」と 指摘。指導者側も「資格は取っても活用の場があまりない」(文部 省)のが実情だ。中本主任主事は「指導者は都市部に偏在。県北は 欲しがっているが、人がいない」と、地域格差も挙げる。
| 利便性向上へ行政苦心 |
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山口県保健体育課の池田広司係長(46)は昨年、県民の意識調査の 結果に驚いた。競技力向上を主体にする指導者が大半のバンクに対 し、技術に優れた指導者を希望する人は二・七%。面倒見が良くて グループ活動の楽しさを指導する人や、健康・体力づくりなどで実 践的な方法を指導する人(計七一・六%)を望んだ。「県民はコミ ュニティーや健康づくりを求めている。多彩な企画ができ、人を結 びつけることができる人材がいる」と、池田係長は話す。
島根県は昨年、生涯スポーツにかかわる指導者情報提供システム を新設した。レクリエーションや健康づくり関連など幅広い分野の 五百五十四人が登録し、インターネットのホームページで紹介して いる。今後は生涯学習の人材情報と連動させ、利便性を高める。
福山市体育振興事業団はバンク(八十人)の需要掘り起こし狙 い、「デリバリーサービス」を実施。一年目の昨年度は、二十八人 が出張指導した。用具を抱えて学校や各地区を訪れ、指導者を指導 するほか、トレーニング法や体力測定、クラブの運営指導も行って いる。同事業団の井上勝司事務局長(52)は「市民の健康志向はもの すごい。職員にも厚生省関係の資格を取らせに行っている」。質と 量が求められる時代のニーズを読み、年十回の講習会などを通じ、 幅広い教養と知識を持つ指導者の養成を進めている。
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