
| アマスポーツNOW |
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第2部 総合型クラブ 4 | 健康づくり |
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| 高齢者の元気を応援 |
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| 運動の後、体育館のロビーに集まり、交流を深めるみつやの里クラブ・軽スポーツサークルの会員 |
「元気老人をバックアップしていこう」。昨年、設立した「みつ やの里スポーツクラブ」(広島県高田郡吉田町)は高齢化が進む町 の現状を見据え、住民の健康づくりに重点を置く。
町の人口は一万一千人。六十歳以上が三二・九%を占める。「介 護保険は消極的な福祉。死の直前まで元気に生き、介護を受けても 自立的に運動するエネルギーがあってほしい」。新本正則会長(71) は、クラブへの思いを熱っぽく語る。
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一九九八年にモデル事業をスタート。国の補助金がなくなる来年 度以降を見越し、「無理のない運営」をする。指導者には無償で協 力を求め、四十一人がボランティアで参加。年会費は年代別に一人 二千〜三千円で、三百一人が会員になっている。
| 町ぐるみ 交流の場提供 |
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活動は吉田運動公園を拠点に、小、中学校やふれあい広場をネッ トワーク化。18競技・種目で計25サークルを用意する。11サークル は会員全員を対象にし、競技の人気度や活動日、時間帯に応じて、 小学生、ジュニア、中学生・一般、一般と年代別の対象を設定。世 代間交流にも、知恵を絞っている。会員も中学生以下のジュニアが 九十七人、高校生以上の一般が百三十一人、六十歳以上のシニアが 七十三人と、幅広い世代が参加している。
一番の人気は、軽スポーツサークル。六十〜八十歳代を中心に五 十人が活動する。メニューは8種目。その中から毎週3種目を用意 し、好きなのを選んで楽しむ。代表者の原大作さん(60)は「楽しく がモットー。ムードが良く、みんなから『ああしよう、こうしよ う』と声が上がり、圧倒されます」。
会員は茶菓子などを持ち寄り、運動の合間にコミュニケーション を図る。新本会長は「高齢者には初めてスポーツに触れた感激や喜 びがある。新しい人間関係も生まれ、生きる意欲が生まれてくる」 と、はつらつとした姿に目を細める。
町も「町民一人1スポーツ」を掲げ、その核としてクラブを積極 的に支援する。運動公園の館長が事務局長を務め、町教委の専門員 を専任にし、ボランティアなどを含めた四人が事務局を担当。スポ ーツ知識のある人材をそろえる。
「三年間は根ごしらえ。勝負はこれから」と新本会長。自主運営 に向けた財源や経営能力のある人材の発掘、ソフト面での魅力づく りなど課題も少なくない。平田武幸教育長(55)は「クラブが独り立 ちするまでは、町が支援。保健婦の活動など福祉とも連動させ、子 どもから高齢者まで元気に高齢化社会を迎えるようにしたい」と、 生涯スポーツの町づくりを進める。