
| アマスポーツNOW |
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第2部 総合型クラブ 8 | 先進地 |
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| 年齢・レベル 選択肢幅広く |
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| コンピューターで利用予約や情報を収集する富山県の福野町民(福野町体育館) |
今年の国体を開催した富山県。南西部にある人口約一万五千人の 福野町が、総合型クラブの先進町として全国の注目を集めている。 同町は一九九六年度から三年間、文部省のモデル事業を実施。九 八年十一月から「ふくのスポーツクラブ」として独立し、自主運営 をしている。
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会員は現在約三千人。一歳から八十五歳までと幅広い。年会費は 千〜二千円。初心者向けのスポーツ教室、フォークダンスや軽スポ ーツなど年齢を問わずに楽しめる講習会、中、高校生を対象とした 競技性の高いスクールなど、選択肢は幅広い。学校の部活以外の競 技に取り組んでいる生徒も多い。各競技団体とも連携し、教室やス クールに指導員を派遣している。
| 全県民参加型を目指す |
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町は事業に合わせて、九四年から町内七地区に順次、体育館やグ ラウンドを整備。九八年には拠点となる町体育館を建設し、ハード 面を充実させた。ソフト面でも、町内十施設をコンピューターでオ ンライン化。会員カードを使い、利用申し込み、教室の予約だけで なく、個人の体力測定結果や健康状況も瞬時に把握できるシステム を導入した。
町教委の上田昌寛体育主事(35)は「目的は競技力アップではな く、スポーツを通してのコミュニティーと健康づくり」と話す。将 来的には、人口の三分の一に当たる五千人の会員を目指している。
富山県では早くから、スポーツを通した町づくりを進めてきた。 八〇年には全県民が生涯にわたってスポーツ、レクリエーションが 楽しめる環境づくりを目標に、「県民ひとり1スポーツ」を提唱。 九〇年には、生涯スポーツ協議会を設立。ドッジボールなど体育協 会に非加盟の32団体を統括し、運動をより身近なものにしてきた。
各市町村には、体育主事二十七人を派遣。指導に一貫性を持たせ る狙いで、年八回の会合を開くなど緊密に情報交換を行っている。 国体を機に整備された各市町村の施設の有効活用も図ることができ る。「決して一過性のものではなく、国体開催後の生涯スポーツ振 興も念頭に置いている」と、県広域スポーツセンターの野原浩昭専 門員(39)。
県内では、福岡町、福光町、黒部市もモデル事業を展開中。競技 志向の強いクラブもあれば、文化とスポーツ両面を含めたものも。 地域ごとに独自性を出している。二〇〇五年までに県内全三十五市 町村のうち、三十市町村で総合型クラブの立ち上げを進める。