| アマスポーツNOW |
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第1部 部が消える 9 | 難しい創部 |
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| 小学校の男子には人気のソフトボール。しかし、中学校の部は1校だけ(昨年10月の広島県少年選手権) |
| 校庭すし詰め 余地なし |
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運動部が休・廃部になるのは、今や珍しくはない。逆に、部の新設は、実にまれである。特に中学では、「時代に逆行している」「学校にそんな余裕はない」と、頭から受け付けない学校もあり、議論はされても、学校側が定める部活規約に阻まれるケースも多い。
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部を新設するための条件は、大きく分けて三つあるといわれる。練習場所を確保できるか、教員の合意が得られるか、希望する生徒がいるか―である。「うちの競技の場合、場所の問題が大きい」というのは、広島県中体連ソフトボール専門部。
| 教員の負担増もネック |
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男子の部は県内に1校しかなく、専門部は学校に対し、部創設を働き掛けてきた。しかし、全く効果は見えてこないという。
ソフトボールの場合、小学生の競技人口は多い。「経験者のすべてが野球部に入るわけではない。実際に部ができれば、かなりの生徒が入部してくれると思う」と大本八千代専門委員長も自信を持っている。
しかし、都市部の学校であればあるほど、野球やサッカーなどで校庭はすし詰め状態になる。「ソフトのような場所を必要とする競技は、つくりにくい。他の部で活動する生徒の理解も必要となる」と、大本委員長は難しさを説明する。
場所があり、生徒のニーズがあっても、部ができないケースはある。運動部の新設を目指したある教員は、教職員の反対で新設を断念した。「自分が新しい部をつくれば、必ず他の先生にしわ寄せがいく。部活動について好意的な先生ばかりではないので、教員の合意を得るのは難しい」
管理職や同僚の教師から問題点を指摘され、案を引っ込めるように追い込まれた。「学校内には、新設を言い出しにくい雰囲気すらある」と、同じ教諭は指摘する。
新設が学校現場で議論されるのは、専門指導のできる教師が、その競技部のない学校に赴任してきたケースがほとんどである。
来春に運動部の新設を目指す教諭はいう。「場所や道具などの費用、教員配置など、越えなくてはいけないハードルは多い。一つ部を減らさなければ、新しい部はつくれないのが現状です」。子供のやる気や指導者の熱意だけでは、部活動ができない時代に来ている。