2002/01/18
暴走族の減少の背景や今後の課題を、広島県警暴走族対策課の坂本郷史課長に聞いた。 ―大幅な減少の背景をどう考えますか。 徹底した取り締まりや、メンバーを支配する「面倒見」の相次ぐ逮捕も影響している。加えて、暴走族からの離脱支援の取り組みや官民の機運の盛り上がりも大きい。 ―メンバーの把握は困難では。 「えびす講」の集会に出た人数や逮捕者の供述などが根拠だが、メンバーの結束は固く、仲間やグループのことは話したがらない。出入りが激しい上、OBも影響力を保つなど実態があいまいなので、人数はあくまで推定になる。 ―暴走行為は現場で徹底取り締まりを、との声が根強くあります。 第三者に危害が及ばず、捜査員の危険が少ないと判断できれば、現場摘発もいとわない。昨年末には暴走車を強制的に停車させ、鉄パイプを持った少年二人を凶器準備集合容疑で逮捕した。現場摘発か、ビデオ映像などを使った事後捜査かはケースによって異なるが、今後も効果的な現場捜査の方策を探りたい。 ―広島市中心部の公園などに、暴走族が大勢集まったりすることに、市民の不安や批判が広がっています。 規制する条例の整備などで、公園を管理する市側と連携を深めたい。だが行政、警察だけの問題ではない。困っている住民や商店主も一緒に考え、声を出してほしい。暴力団との強い結び付き、犯罪集団化など、広島の暴走族の「病理の構造」を壊すには、地域、学校、家庭を含め、スクラムを組む必要がある。
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