中国新聞
2002/03/05
断ち切れ 暴走の連鎖  
固定の鉢植え 踏みつけ集会
  広島のアリスガーデン

ワイヤ連結 効果なし

 広島市中区のアリスガーデンにフラワーポット(鉢植え)を並べ、暴走族の集会やたむろなどの示威行為を防ぐ市の作戦が難航している。市はポットを移動しにくいようワイヤで三個一組に束ねたものの、二日夜には、少女グループが無視して集会を開いた。

  フラワーポットの上に乗るなどして、集会を開く暴走族の少女たち(2日午後10時)  

 鉢植えを並べた直後の二月二十三日夜、集会を開く少年たちによって鉢を勝手に動かされたため、市は一日、コンクリート製の鉢をワイヤで結び付けた。土の入ったフラワーポットは三個で三百キロを超えるだけに「もう動かすことはできない」と期待していた。

 ところが、二日夜には、赤や白の「特攻服」を着て集まった少女約十五人が、固定された鉢の合間を縫うようにして集会を開いたり、鉢の上に乗って旗を掲げる事態になった。集会は、翌未明まで暴走族など計三チームの数十人が開いた。

 「ここは暴走族の集会場ではない、という意図がなかなか伝わらない」と市経済振興課の湯浅敏郎課長はいらだちを隠さない。暴走族の集会を禁止し、懲役などの罰則を盛り込んだ暴走族追放条例案が現在、市議会で審議されており、市は「条例と併せ、フラワーポットによる地道な対策も続けたい」と決意を示している。

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