2002/04/21
広島市中心部の公園を占拠する暴走族に地元住民たちが帰宅を促す三回目の「呼びかけ運動」が、二十日夜あった。約二百人の住民たちに加え、秋葉忠利市長をはじめ市職員約百人が参加。一日に施行した市暴走族追放条例の禁止行為を書いたチラシを少年らに配り、住民と連携して集会をやめるよう呼び掛けた。 午後九時、住民や商店主たちでつくる市都心部環境浄化対策協議会のメンバーたちが集まった中区の中央新天地集会所で、秋葉市長は「市民や観光客が安心して歩けるよう、彼らの行動が変わることを期待している」とあいさつした。 この後、一行はアリスガーデンへ。多くのグループが集会を開く第三土曜日に当たるこの日、複数のグループの少年、少女約二十人が、刺しゅうを縫いこんだ「特攻服」を着ずにたむろしていた。 秋葉市長は対策協の下井良昭代表幹事(54)らとともにチラシを手渡し、市条例に従って集会を開かないよう説得した。 少年たちが私服で集まっていたのは、異様な服装での集会を禁じた市条例を意識しているとみられる。「今日は私服じゃないか」と反発する少年に、秋葉市長は「君たちが怖いと感じる人も多い。迷惑なことは迷惑」と語り掛けていた。 二月以降、市中心部での暴走族の集会は減る傾向にあるが、一週間前の十三日夜には、中区基町のハノーバー庭園で集会を開いた約七十人が、本通商店街を経てアリスガーデンまで練り歩くなど、従来にない動きも。五月一日の市条例の罰則規定の施行を控え、広島県警も監視を強めている。
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